大統領府国家安全保障会議(NSC)が25日、「今日午前に北朝鮮が発射した飛翔体は、新しい種類の短距離弾道ミサイルと見られる」とし、北朝鮮の行為に強い懸念を示した。
国家安全保障会議常任委員会は同日、チョン・ウィヨン国家安保室長主宰で会議を開いた後、このように明らかにし、今後、韓米間の精密な評価を通じて最終判断することにしたと発表した。常任委はまた「このような北朝鮮の行為は、朝鮮半島における軍事的緊張緩和に向けた努力の助けにならない」として、強い懸念を示した。これに先立ち、合同参謀本部も「北朝鮮が今日発射した短距離ミサイル2発のうち、2番目に発射したのは、690キロメートル以上を飛行したものと分析された」とし、「新しい形のミサイルとみられる」と発表した。
同日、北朝鮮のミサイル発射直後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は大統領府でリアルタイムで状況について報告を受けた。ハン・ジョンウ大統領府副報道官は午前、「北朝鮮の短距離ミサイル発射と関連し、国家安保室危機管理センターを通じて緊密な状況管理を行っている」とし、「文大統領は状況発生と同時に、国家安保室から報告を受けた」と述べた。ハン副報道官は「政府は関連動向を事前に把握し、注視しており、関係省庁間で迅速な対応態勢を整えている。韓米情報当局は具体的な情報把握に力を注いでいる」と明らかにした。
常任委はまた「常任委員らは最近、中東情勢について話し合い、ホルムズ海峡で韓国の民間船舶の安全な航海を保障するための方策を検討した」と発表した。前日、ジョン・ボルトン米国家安全保障会議(NSC)補佐官と協議したホルムズ海峡への派兵と関連し、政府レベルで後続措置について話し合ったものと見られる。
さらに、常任委は「7月23日のロシア軍用機の領空侵犯と関連し、韓国政府の断固たる立場を再確認した」と発表した。