日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が20日、2回目の朝米首脳会談のための実務交渉が開かれるスウェーデンのストックホルムに移動した。
時事通信など日本メディアはこの日、金杉局長がストックホルムを訪問し、スティーブン・ビーガン米国務省対北朝鮮政策特別代表に会い、2回目の朝米首脳会談に対する情報収集をすると同時に、米日間の対北朝鮮政策の方向について折衝を試みる予定と伝えた。
これに先立って金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長は18日、ワシントンでマイク・ポンペオ米国務長官とドナルド・トランプ米大統領に続けて会い、「2月末」の2回目の朝米首脳会談を開くことに合意した。引き続き、米国務省はビーガン特別代表が19~22日にスウェーデンを訪問し、スウェーデン外交部が主催した国際カンファレンスに参加すると明らかにした。そこで17日に現地に到着したチェ・ソンヒ北朝鮮外務省副相とビーガン代表が2回目の朝米首脳会談に対する実務協議を進めるものと見られる。
現在、ストックホルムには北朝鮮核問題の当事国である南-北-米の交渉実務責任者であるチェ・ソンヒ副首相、ビーガン代表、イ・ドフン朝鮮半島平和交渉本部本部長らが集結している。そのため、北朝鮮核問題の解決法と2回目の朝米首脳会談などを議題に南-北-米の三角実務協議がなされるかにも関心が集中している。
金杉局長の今回のストックホルム訪門は、北朝鮮核問題をめぐるこうした事態の急展開の中でなされる。“ジャパン・パッシング(日本外し)”を回避するための日本の切迫した“詰め寄り外交”がどこまで効果を上げられるかが注目される。