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15年ぶりに南北統一バスケットボール大会…金委員長が電撃登場する可能性も

登録:2018-07-04 06:28 修正:2018-07-04 07:50
「南北統一バスケットボール大会」訪朝団団長のチョ・ミョンギュン統一部長官(右から3番目)とウォン・ギルウ体育省副相(右から4番目)など南北関係者たちが今月3日、平壌の順安空港入国場で明るい表情で話を交わしている=平壌/写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 チョ・ミョンギュン統一部長官を団長とする「南北統一バスケットボール大会」訪朝団101人が3日、京畿道城南ソウル空港で空軍輸送機二台に分かれて搭乗し、西海直航路を経て平壌(ピョンヤン)に到着した。南北統一バスケットボール大会の開催は2003年10月以来15年ぶりで、統一部長官の訪朝は11年ぶりだ。

 南北統一バスケットボール大会では、平壌の柳京鄭周永体育館で、7・4南北共同声明の記念日の4日に「混合試合」(南北混成チーム)が、5日には「親善試合」(南対北)が男女別に行われ、合わせて4試合が開かれる。

 団長のチョ・ミョンギュン長官は、平壌順安(スナン)国際空港の貴賓室で北側のウォン・ギルウ体育省副相に会い、「南側の住民の暖かい心や和解と協力を願う気持ちを抱いてここに来た。北側の住民にもそれがうまく伝わればと思っている」と述べた。ウォン次官は「会えば会うほど心が通じ合い、統一の熱望も強くなっていることを感じる」とし、「北南の和解協力、平和繁栄の大通路を開いていくうえで、体育が先頭に立ったことを誇りに思う」と答えた。

 ホ・ジェ男子バスケットボール代表チーム監督は訪朝に先立ち、ソウル空港で「わくわくしており、いい機会だと思う」とし、「これから1年に1、2回でも北側や南側で一緒に試合をする南北交流ができればと思っている」と話した。イ・ムンギュ女子バスケットボール代表チーム監督は「南北の選手らが一緒になれば、アジア競技大会で良い成績を出せるだろう」とし、「混合試合を通じて協力して親交を深めたい」と話した。

 今回の南北統一バスケットボールの試合は4月27日、板門店(パンムンジョム)首脳会談の際、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「サッカーよりバスケットボール(大会)をまず進めよう」と提案したことで実現しており、4日または5日、金委員長が競技場に姿を現す可能性がある。金委員長は4月1日、南側芸術団の公演「春が来る」を夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏と共に観覧した。

 6日午後に帰国予定の訪朝団は、選手団50人とチョ長官やノ・テガン文化体育観光部次官など政府代表団5人を含めて101人だ。南北統一バスケットボール大会は1999年9月、平壌で初めて開かれ、今回で4回目を迎える。

平壌/共同取材団、イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/851733.html韓国語原文入力:2018-07-03 22:25
訳H.J

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