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米、北にまもなく“非核化タイムスケジュール”提示…マティス国防長官が初訪中

登録:2018-06-25 21:43 修正:2018-06-26 07:38
ジェームズ・マティス米国防長官=資料写真//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ行政府が、シンガポール朝米首脳会談の後続協議の一環で、北朝鮮に非核化のための特定要求事項が入ったタイムスケジュールを近く提示すると発表した。

 ロイター通信は24日(現地時間)、ジェームズ・マティス米国防長官の韓・中・日歴訪に先立ち、匿名の国防部当局者が少数の記者たちに「首脳会談の合意文の履行がどんな形になるかに関する米国側の構想を北朝鮮に提示するだろう」と明らかにしたと報道した。この当局者は「(構想の中には)特定の要求事項と特定のタイムスケジュールがあるだろう」とし「彼ら(北朝鮮)が善意に動くのかそうでないかを、極めて近い将来に知ることになるだろう」と話した。

 これは、朝米間の後続実務交渉で「非核化期間と順序」および「初期措置」に対する米国の具体的要求を伝達する予定という意味とみられる。これに先立ってマイク・ポンペオ米国務長官も18日「実務陣がすでに(後続)作業をしている」として「私もあまり遅くならないうちに(北朝鮮に)行かなければならないようだ」と明らかにした。

 マティス国防長官は26日から2泊3日の日程で中国を訪問する。米国の国防長官が中国を訪問するのは、2014年4月バラク・オバマ行政府当時のチャック・ヘーゲル長官以来4年余りぶりだ。マティス長官は、就任後17カ月間アジアを7回訪問したが、中国には一度も行っていない。

 中国国防部の任国強報道官も「魏鳳和国防長官の招請でマティス長官が6月26~28日に中国を訪問する」として「中国の国家指導者と軍の指導者がマティス長官と会う予定」と明らかにした。マティス長官の今回の訪中過程では、北朝鮮核および南シナ海問題などが核心議題になると見られる。マティス長官は最近、シンガポールで開かれた例年アジア安保会議(シャングリラ対話)で「中国が南シナ海で他国の利益を軽視している」として「中国は反対するが、こうした武器システムの配備は威嚇と強圧を目的とする使用と直接関連している」と明らかにするなど、中国に対し強硬な意見を上げてきた。

 マティス長官は28日午後、韓国を訪れソン・ヨンム長官と韓米国防長官会談などを行い、29日には日本を訪問する予定だ。韓国では韓米合同演習中断発表以後の後続方案を議論するものと見られる。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/850503.html韓国語原文入力:2018-06-25 14:02
訳J.S

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