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金正恩委員長、27日に韓国軍儀仗隊を査閲

登録:2018-04-26 00:19 修正:2018-04-26 09:40
文在寅大統領と金正恩国務委員長=グラフィック_チョン・ヒヨン//ハンギョレ新聞社

 金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が27日、板門店(パンムンジョム)で韓国軍の儀仗隊を査閲する。

 国防部は26日に資料を出し、「第3回南北首脳会談が成功裏に進行されるよう、南北首脳に対する礼節を守る意味で3軍(陸・海・空軍)儀仗行事を支援する予定」だとし「今回の首脳会談における儀仗隊の査閲は、歴史的由来、国際的慣例、および過去の事例を基に相互尊重と礼遇をつくすため軍の儀仗手続きに則り実施することを決めた」と明らかにした。ただし、行事場所である板門店の空間が狭いため、儀仗隊査閲は縮小された儀仗行事で実施される予定だと付け加えた。また、板門店が非武装地帯であるだけに、礼砲発射なども行わないものと見られる。

 これに先立って2000年と2007年に平壌(ピョンヤン)を訪問した金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は、それぞれ平壌の順安(スナン)空港と牡丹峰(モランボン)区域4・25文化広場で金正日(キム・ジョンイル)国防委員長と並んで“レッドカーペット”を歩き、人民軍儀仗隊を査閲したことがある。国防部当局者は「金正恩国務委員長が板門店の南側区域にある平和の家に渡ってくるため、今回は私たちが儀仗行事を準備する」とし「今回は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が金国務委員長と共に査閲することになる」と話した。

 国防部は、軍の儀仗隊の査閲は中世の統治者が訪問者に自身の力を誇示するための儀式行事に由来し、現代においては主要国家行事の時に訪問者に敬意を表わす儀式として行われていると明らかにした。国防部はまた、過去の冷戦時代に米・ソ、米・中間の軋轢が深刻だった状況で、首脳会談(1972年ニクソン訪中、1987年ゴルバチョフ訪米、1988年レーガン訪ソ)の時も、各国が相手国の首脳に儀仗隊査閲行事を行ったと説明した。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/842100.html韓国語原文入力:2018-04-25 20:21
訳J.S

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