「情報通信技術(ICT)オリンピック」を標ぼうした2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開・閉会式と主要種目の競技が世界で初めて地上波4K超高画質(UHD)で生中継される。
クォン・ジョンオSBSスポーツ部部長は、韓国言論振興財団が23日に江原道江陵(カンヌン)のシーマークホテルのパダ(海)ホールで開いた「ICTで一つになる平昌冬季五輪」カンファレンスで発表者として立ち、「合計15種目のうち10種目が4K超高画質で中継される平昌冬季五輪を契機に、UHD放送時代が開かれるだろう」と話した。
4K超高画質放送は、既存のHD放送より画質が4倍以上鮮明で、粉雪や氷の彫刻など冬季五輪の鮮やかな現場を視聴者に伝えることができる。
これに先立って国際オリンピック委員会(IOC)とオリンピック放送サービス(OBS)は、2014ソチ冬季五輪、2016リオデジャネイロ夏季五輪などの大型スポーツ大会で4K超高画質試験放送を試みたことはあるが、国際信号形態で製作されるのは今回の平昌五輪が初めてだ。
クォン部長は「日本と中国がそれぞれ2020年東京五輪と2022年北京冬季五輪を誘致した中で、韓・中・日の3国は五輪の成績のみならず放送技術分野でも競争している状況」としながら「日本のNHKは、2020東京オリンピックで4K超高画質放送よりさらに4倍鮮明な8K超高画質放送中継計画を発表している」と説明した。
平昌冬季五輪で超高画質で中継される種目は、フィギュアスケート、ショートトラック、エアリアル、モーグルスキー、ハーフパイプ、カーリング、アイスホッケー、ロングトラックスピードスケート、スキージャンプ、スノーボードビッグエアーの10種目だ。
ただし、超高画質五輪中継を見るには、超高画質テレビと受信アンテナを購入し設置しなければならない。今回の平昌冬季五輪競技中継を超高画質で視聴できる地域は、ソウルをはじめとする首都圏と広域市(釜山・大邱・光州・大田・蔚山)、そして五輪開催地の平昌・江陵一帯だ。
この日の行事には、2018平昌冬季オリンピック組織委員会のヨ・ヒョング2副委員長兼事務総長と、文化体育観光部のノ・テガン2次官、中国新華社通信など国内外の記者150人余りが参加した。