南北が平昌(ピョンチャン)冬季五輪とパラリンピックをきっかけに発信する朝鮮半島発の和合のメッセージが広がりを見せている。南北は、五輪開幕前に金剛山(クムガンサン)で合同文化行事を開き、北朝鮮の馬息嶺(マシクリョン)スキー場では、南北スキー選手らが共同訓練を行うことにした。事実上、金剛山で五輪前夜祭を開くということだ。南北は女子アイスホッケーで単一チームを構成すると共に、開会式に統一旗を持って同時入場することで合意した。北朝鮮は、平昌五輪(2月9~25日)に続いてパラリンピック(3月9~18日)にも150人規模の代表団を送り、五輪期間には約230人の応援団を派遣する。
南北は17日、板門店の南側地域の平和の家で、午前10時から夜9時まで、平昌冬季五輪への北朝鮮代表団の派遣と関連した次官級実務協議を開いて、このような内容に合意し、11項目の共同報道文を発表した。チョン・ヘソン統一部次官とチョン・ジョンス北朝鮮祖国平和統一委員会副委員長が率いた同日の実務会談で南北は、開幕前に金剛山で南北合同文化行事の開催▽南北スキー選手たちの馬息嶺スキー場での共同訓練▽女子アイスホッケーの単一チームの構成▽統一旗を掲げた開幕式の合同入場▽冬季五輪に北側応援団約230人の派遣▽北側民族オリンピック委員会代表団や選手団、応援団、テコンドー示範団、記者団の京義線陸路の利用▽冬季パラリンピックに北朝鮮代表団約150人の派遣などを骨子とする共同報道文を発表した。
南北は北朝鮮の平昌五輪選手団の参加種目と選手団の規模は、国際オリンピック委員会(IOC)と南北オリンピック委員会との協議を通じて決めることにした。北側選手団は来月1日、北側の民族オリンピック委員会代表団や応援団、テコンドー示範団、記者団は7日に京義線陸路を通じて韓国入りする。
北側のテコンドー示範団は、30人余りの規模で平昌とソウルで公演を行うことにした。北側は選手団やテコンドー示範団、記者団活動に必要な現地施設の点検などのため、今月25日から27日まで先発隊を派遣することにした。また、金剛山文化行事と馬息嶺スキー場での共同訓練のため、南側は今月23日から25日まで北側に先発隊を送る。
南北は北側代表団が韓国の案内と秩序に従い、南側は北側代表団の安全と便宜を保障することで合意した。南北は、その他の実務的に提起される問題は板門店(パンムンジョム)連絡チャンネルを通じて文書交換方式で協議していくことにした。
金剛山で南北がともに平昌五輪前夜祭を開き、馬息嶺スキー場を訓練場所として活用することは、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、大統領選候補時代から明らかにしてきた構想だ。同日の合意で金剛山(東海線)と板門店、京義線など南北をつなぐ通路3カ所がすべて平昌五輪を契機に開かれるものとみられる。