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女性家族部長官候補者「慰安婦被害記録、ユネスコ登載を再推進」

登録:2017-07-04 23:30 修正:2017-07-05 09:04
チョン・ヒョンベク女性家族部長官候補者が4日午前、国会で開かれた人事聴聞会で質問に答えている=カン・チャングァン記者//ハンギョレ新聞社

 チョン・ヒョンベク女性家族部長官候補者は4日、国会の女性家族委員会で開かれた人事聴聞会で、朴槿恵(パク・クネ)政府が中断した日本軍「慰安婦」被害者記録のユネスコ世界記録遺産登載事業を再推進すると明らかにした。女性蔑視論議が起きているタク・ヒョンミン大統領府儀典秘書室行政官に対しては「大統領府に解任を促す方案を積極的に検討する」と話した。

 チョン候補者はこの日、「ユネスコ登載事業が(朴槿恵政府において)まるごと消えたことを知っているか」というパク・キョンミ共に民主党議員の質問に「一応自分自身が歴史専攻者であり関心が多い」としながら「国際的にも日本軍慰安婦の問題が普遍的イシューになったので、ユネスコ登載には大きな無理はないだろう」と答えた。これに伴い、朴槿恵政府が2015年12月28日の日本軍「慰安婦」被害者問題関連韓日合意(12・28合意)以後に編成されていた予算を執行せずに事実上中断された登載事業が再推進されるものと見られる。さらにチョン候補者は、12・28合意に対しても「相手がある外交関係は断定的な話は自制しなければならない」としつつも「再協議しうる事案」と話して、再協議の可能性を表わした。

 チョン候補者は、性平等、男女賃金格差など女性家族部の主要懸案と関連しては「国政課題に性平等の観点を入れて、大統領直属の性平等委員会が実質的に稼動するようにし、雇用委員会で性差別問題を積極的に提起するなど、既存の女性家族部の事業に加えて総合的で巨視的な接近を併行する」と抱負を明らかにした。彼女は特に「男女平等は民主主義の拡張と考える」として「女性家族部が談論を拡散する談論創造者の役割を果さなければならない」と強調した。チョン候補者はこれと共に、民間女性団体に支給される補助金を増額し、支給審査委員会を構成して政治的理由などで不利益を受けることのないようにすると明らかにした。

 自身が書いた本の女性蔑視表現で論議が起きたタク・ヒョンミン大統領府儀典秘書室行政官に対しては、議員の度重なる質問の末に「大統領府に解任を促す方案を積極的に検討する」と答え、「タク・ヒョンミン行政官の解任は妥当か否か」という自由韓国党のユン・ジョンピル議員の質問にも「妥当だと思う」と答えた。

パク・キヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/women/801460.html 韓国語原文入力:2017-07-04 20:51
訳J.S(1212字)

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