韓国の10大コーヒーフランチャイズ加盟店の年平均売上は1億6000万ウォン(約1460万円)、坪当たりの売上は1000万ウォン(約91万円)水準と調査された。また、一日平均でコーヒー店4店舗が開店し、1店舗が廃業した。
韓国公正取引調整院は19日、EDIYA COFFEE、Caffebene、Angel-in-us、YOGER PRESSO、A Twosome Place、COFFEEBAY、ペクタバン、HOLLYS COFFEE、TOM N TOMS、PASCUCCIの国内ブランド10社の2015年末基準比較資料を公開した。
10ブランドの総加盟店数は6510店舗だった。EDIYA COFFEEが1577店舗で最も多く、次いでCaffebene821店舗、Angel-in-us813店舗、YOGER PRESSO768店舗、A Twosome Place633店舗の順だ。
昨年新たに開店した加盟店は1431店舗(22%)で、加盟店5店に1店の割合だ。一方、昨年廃業した加盟店は424店舗(6.5%)だ。
加盟店当たりの年平均売上は1億6160万ウォン(1475万円)だ。売場の規模が大きいA Twosome Placeが4億8200万ウォンで最も多く、次いでPASCUCCI3億6900万ウォン、HOLLYS COFFEE3億5100万ウォン、Angel-in-us3億2900万ウォン、Caffebene3億800万ウォンの順だ。坪当たりの年間売上は1017万ウォンで、ブランド別に見ればペクタバン2200万ウォン、EDIYA COFFEE1700万ウォン、YOGER PRESSO1500万ウォン、COFFEEBAY1300万ウォンの順だった。公正取引調整院は「売上額は各加盟店に設置された情報管理システムを根拠に算出したが、ペクタバンは会社側の推算額であり、TOM N TOMSは加盟店の売上が把握されていないために除いた」と明らかにした。
コーヒー加盟店が営業を始める前に負担する最初の加盟金とインテリア費(什器設置費含む)は平均2069万ウォン(189万円)と1億5848万ウォン(1447万円)と調査された。コーヒー加盟店を出すには、平均1億8000万ウォン(約1600万円)程度の事業準備金が必要ということだ。ブランド別の事業準備金は、売場規模が大きいA Twosome Placeが平均3億2686万ウォン(2985万円)で最も多く、売場が小さいCOFFEEBAYは5549万ウォン(506万円)でその6分の1程度だった。坪当たりのインテリア費はペクタバン805万ウォン(73万円)、Caffebene602万ウォン(55万円)、TOM N TOMS574万ウォン(52万円)、A Twosome Place569万ウォン(52万円)の順だった。
加盟店は毎月11~88万ウォン(売上の2.5~5%)のロイヤリティーを負担している。広告費は加盟店が専門担当する所と、加盟本部と分担する所に分かれていた。加盟店契約期間は通常1~3年と比較的短く、初期投資額の回収が容易でないと推定された。