親の手握り子どもの作品で「認証ショット」
外国人も参加、200枚の絵を並べ
芸能人も「オキシー製品は買わないで」
「加湿器殺菌剤で被害者を出したオキシーが、不買運動が始まって売れなくなったから1+1商品を売り出し始めました。1+1であれ、1であれ、健康に良くないから使わないでください」
小学6年のキム・ユミンさん(13)は紙の上に「1+1オキシー」という文字とともに、毒物であることを知らせるドクロの絵を描き入れた。キムさんは5日の子どもの日を迎え、町の大人や友だちと一緒にソウル市庁広場を訪れ、「子供たちを病気にさせた加湿器殺菌剤オキシー不買認証ショット」キャンペーンのブースを訪れ、自分の意見をきちんと書きこんでいった。キムさんと一緒に来たイム・ダンビさん(13)も「悲しい事でキャンペーンに参加するのは気分がよくない」と言って、「覚えてますか?子どもたちが死んだんです」と書いた。
環境運動連合が開催した同日のキャンペーンには、子供の日を迎え親と外出した子どもなど市民150人余りが参加し、オキシー製品不買に参加する趣旨の絵を描き、その証しとなる「認証ショット」を撮った。キャンペーンに参加した子供たちが小さなかわいい手を懸命に動かし「人の命も残さず洗い流すオキシー・アウト!」、「オキシーは子どもたちを病気にさせている」、「なんの考えもなしに使ったため殺人に同調した気分。安全不感症企業が多い韓国」という言葉とともに絵を描いた。旅行で韓国を訪れたデンマークの青年レイチェル・キートンさん(21)も、子供たちの間で黒色クレヨンを持ち、オキシー社に手紙を書いた。彼は「韓国のスーパーに行った時にオキシー製品をたくさん見たけど、子どもの健康を脅かすものが、なぜ今も売られているのか理解できない」と首を振った。
この日、子どもたちが2時間で描いた約200枚の絵は、市庁広場芝生の上にオキシーの代表的な洗剤を思わせる塔の形にして広げていった。キャンペーンの企画を担当したコ・ギョンイル祥明大アニメーション学科教授(48)は、「オキシー製品に子供たちの童心が犠牲になった」、「子供たちの視線でこの問題を見つめて絵に込め、オキシー不買運動のメッセージを伝えたかった」と話した。
オキシー不買運動の動きには芸能人も参加している。歌手兼演技者のキム・ドンワンさん(37)は前日、ポータルサイトネイバーの「Vアプリ」放送を通じ、「被害者家族がオキシー英国本社に訪ねて行くけど、いい結果が得られるよう私たちが応援できることは、不買運動に参加して励ますことだ」とし、「ビット、デトル、シェリー、ストゥラップシルといった製品にはオキシーと書かれていないため、買わないように注意してほしい」と訴えた。
韓国語原文入力:2016-05-05 22:28