猛烈な寒気の中でもビニールテント一枚で身を切るような風に耐えて、ソウル鍾路区中学洞の駐韓日本大使館前の「平和の少女像」を守ってきた青年たちが、「少女像を守る活動シーズン2」に乗り出す。 全国各地の少女像を中心に市民を集めて、政界と政府に対し「12・28韓日『慰安婦』合意無効」の声を伝えるなど活動の幅を広げていくことにした。
「韓日日本軍『慰安婦』合意無効化のための学生対策委員会」(対策委)は28日「少女像を守る戦いから一歩進んで韓日合意全面無効化のために、全国的、国民的意志と行動を集めていく活動を進める」意向を明らかにした。 チョン・スヨン対策委状況室長はこの日、ハンギョレとの通話で「少女像で市民の応援が集まっている状況で、私たち学生に何ができるかを熟考した結果、市民の世論を集め韓日合意破棄運動を展開することにした」と話した。
活動方式は変えたが、少女像を守る“本部”は変わらず少女像の脇だ。 学生たちは少女像や追悼碑のある全国39の地域の青年たちが、各地域の少女像の守り役として参加する「少女像守りネットワーク」を設け、相互の状況を共有して韓日合意破棄のための世論を作っていくことを構想している。 そのために少女像を訪問した市民に対して自宅前に掲げられる小さな垂れ幕やステッカーを配る計画も準備した。 特に3・1節には「日本軍『慰安婦』問題の正しい解決」を要求する全国同時多発集会と街頭行進も計画している。
政界と政府に対する圧迫にも積極的に乗り出す方針だ。 チョン室長は「正月を前後して各政党の代表に会い、先の合意に対する明確な立場表明を要求し、無効化のための積極的行動への参加を促す」とし、「特に12・28合意に責任がある外交部と外交部長官に対する糾弾の声を積極的に上げる計画」と話した。