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韓国教育部、小学教科書の漢字併記撤回

登録:2015-09-22 22:44 修正:2015-09-23 05:05
「小学教科書漢字併記反対国民運動本部」のメンバーが8月13日、ソウルの光化門広場でハングル教科書葬儀行進をしている =シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 特殊目的高校と自立型私立高の国・英・数没入授業にブレーキがかかる見込みだ。 小学校での漢字教育は教科書漢字併記の代わりに体験活動時間を活用した教育で代替される。

 教育部は22日、このような内容を盛り込んだ「2015改定教育課程」の総論と各論を23日告示すると明らかにした。 教育課程の総論と各論は、小中高の公教育の大枠だ。 教育界では昨年9月「2015文・理科統合型教育課程総論主要事項」発表以後、総論・各論を拙速に告示してはならないとし改定延期と中断を促してきた。

 キム・ジェチュン教育部次官はこの日、政府世宗(セジョン)庁舎で開いた記者会見で「2015改定教育課程は創意融合型人材養成を目標にした」として「統合社会・統合科学など文・理科共通科目を新設するなど、人文・社会・科学技術に対する基礎素養教育を強化する」と明らかにした。 教育部は総論と各論を告示した後、20日間が経過した10月13日以後に教科書の国定・検定・認定の可否を盛り込んだ教科別区分告示を行う。 今回の教育課程の最も熱い争点である中学校歴史と高校韓国史教科書の国定化有無はこの時に発表される予定だ。 2015教育課程は小学1、2学年と国定教科書については2017年から適用され、他の学年と検定教科書については2018年から順次適用される。

 全国教職員労働組合など16の教育団体はこの日声明を出して、「小学1~2学年の教科書は来年3月に示範適用するためには、今年の残る3カ月以内に開発から審査までを終えなければならない(急迫した)状況」とし、「少なくとも1年は適用を延期しなければならない」と主張した。 今回改定された教育課程で、教育部は基礎教科である国語、英語、数学、韓国史の履修単位(授業時間)が教科総履修単位の50%を超過できないよう制限した。これまでは一般高校にのみこの規定を強制して、特別目的高校・自律型私立高については推奨事項だった。 このため特別目的高校・自律型私立高の入試中心国英数没入教育を放置し、一般高校との公平性にも反しているという批判が強かった。 チン・ヨンヒョ全教組真の教育実践委員会政策局長は「韓国史3%を含めれば、国英数は47%を越えることができない」として「特別目的高校・自律型私立高の“入試没入授業プレミアム”が減るだろう」と分析した。

 ハングル団体と教育界の大きな反発を買った小学校教科書漢字併記については撤回された。 キム次官は「暫定的には教科書の左右の欄外や脚注部分に漢字を入れたり、単元の最後に漢字を露出させ、児童たちが漢字に親しみを感じられるようにする」と説明した。 教育部は適正な漢字字数と表記方法を研究し、2016年末に発表することにした。

チョン・ジョンユン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/709966.html 韓国語原文入力:2015-09-22 20:01
訳J.S(1313字)

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