2カ月前、国家情報院が提起した「ヒョン・ヨンチョル粛清説」が北朝鮮メディアを通じて、一部公式確認された。
朝鮮中央通信は11日、平壌(ピョンヤン)で開かれた北朝鮮とラオスとの軍事代表団会談の出席者を紹介するなかで、「朝鮮(北朝鮮)側から人民武力部長の朝鮮人民軍陸軍大将パク・ヨンシク同志」と報じた。北朝鮮官営通信の同放送が「人民武力部長」を取り上げたのは、2月25日に「人民武力部長の陸軍大将ヒョン・ヨンチョル同志」としたのが最後だった。 4月末から5月初めまでは、ヒョン部長が写真や映像を通じて紹介されたが、肩書きはないままだった。
5月13日、国家情報院は、国会情報委員会などでヒョン部長が4月30日頃密かに粛清されたと報告したが、北朝鮮はこれに対し、肯定も否定もしないまま「恐怖政治云々し誹謗中傷を広めている」と非難してきた。先月までも北朝鮮放送する各種記録映画にヒョン部長の姿がそのまま登場した。
粛清とは別に、当時の国家情報院が「諜報」として一緒に公開した「高射銃処刑」や「会議場で居眠りする不忠な姿が粛清の原因」、「反逆罪」などの内容は、事実かどうかまだ確認されていない。専門家の間では粛清されたとしても、処刑まではされていない可能性があるとの見方もある。
韓国語原文入力: 2015-07-12 20:14