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6・15南北共同行事中止…南側準備委員会が公式宣言

登録:2015-06-12 23:45 修正:2015-06-13 07:39
先月8日、ソウル中区のフランシスコ教育会館で開かれた「光復(解放)70周年、615共同宣言発表15周年民族共同行事準備委員会」記者会見で常任代表のイ・ユンベ興士団理事長が南北合意結果を発表している=資料写真//ハンギョレ新聞社

 「光復70周年、6・15共同宣言発表15周年民族共同行事南側準備委員会」(南側準備委員会)が12日、南北共同行事の霧散を正式に宣言した。

 南側準備委員会はこの日発表した報道官声明を通じて「6・15共同宣言発表15衆年民族共同行事を、ソウルと平壌でそれぞれ分散開催するほかなくなったことを、申し訳ない気持ちで国民の皆さんに報告する」と明らかにした。準備委員会は「最大の理由は、韓国政府が軍事的圧迫と対決を前面に出して、日々南北関係を悪化させてきたことにある」と政府を批判した。これまで準備してき行事は「民族統一大会」に統合あるいは縮小し、14日、ソウル鍾路(チョンノ)区天道教水運会館で開くことにした。

 南北準備委員会は、先月5日から7日まで、中国・瀋陽で代表者会議を開き、6・15行事をソウルで開くことで合意するなど、北朝鮮側と一緒に共同行事を進めてきた。しかし、政府の「政治色を排除」の要求と北朝鮮当局の反発などで軋轢が生じ、今月1日、北側準備委員会が韓国と北朝鮮で分散開催をしようという手紙を送ってきたことで、事実上すでに霧散した状態だった。

 この日の声明で南側準備委員会は「今後の光復節(8月15日)には必ず民族共同行事が実現できるようにあらゆる努力をするつもりだ」と明らかにした。

キム・ウェヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-06-12 19:36

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/695774.html  訳H.J

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