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韓国軍、北朝鮮全域を射程圏とする弾道ミサイル発射に成功

登録:2015-06-03 22:01 修正:2015-06-04 12:01
韓国軍が北朝鮮全域を打撃できる射距離500キロメートル以上の弾道ミサイルの発射に成功した //ハンギョレ新聞社

 3日、軍が北朝鮮の全域を打撃できる射程距離500キロメートル以上の弾道ミサイル(玄武-2B)の試験発射に成功したと国防部が明らかにした。

 国防科学研究所はこの日、忠清南道・泰安(テアン)の安興(アンフン)試験場で朴槿恵(パク・クネ)大統領が参観した中、最近開発した新型弾道ミサイルを試験発射したと明らかにした。 新しい弾道ミサイルの試験発射は、2012年10月の韓米ミサイル指針改定で韓国の弾道ミサイルの射程距離が300キロメートルから最大800キロメートルに延びて以来初めてだ。 指針改定後、韓国は弾頭重量1トンの弾道ミサイルは射程距離500キロメートルまで、弾頭重量が500キログラムの弾道ミサイルは射距離800キロメートルまで開発できることになった。

玄武-2B弾道ミサイル概要 //ハンギョレ新聞社

 今回発射に成功したミサイルは、早ければ今年末から陸軍ミサイル司令部配下の基地に配置される見込みだ。 軍当局者は「このミサイルは事実上、北朝鮮全域の核とミサイル基地を打撃できるので、北朝鮮の核とミサイル基地を探知、追跡、撃破する“キル チェーン”の核心戦力になるだろう」と話した。

 国防科学研究所はこの日、韓国型ミサイル防御(KAMD)の下層迎撃手段である「鉄鷹-II」改良型地対空柔道武器も初めての試験発射した。 鉄鷹-2の基本形は中高度(10~15キロメートル)の航空機を撃墜する防空ミサイルだ。 軍当局者は「鉄鷹-2改良型がミサイル迎撃用中距離地対空ミサイル(M-SAM)として開発され配備されれば、北朝鮮のミサイルを上層では長距離地対空ミサイル(L-SAM)が、下層では中距離地対空ミサイル(M-SAM)とパトリオットが迎撃する多層ミサイル防御網が構築されることになる」と話した。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/694169.html 韓国語原文入力:2015-06-03 20:10
訳J.S(987字)

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