14日午後8時19分頃、アシアナ航空の旅客機が日本の広島空港に着陸する際に滑走路を離脱する事故が発生し、20人ほどが負傷したとNHK放送が報じた。 事故が起きた旅客機はこの日午後6時34分に仁川空港を出発したアシアナ航空OZ162便であることが確認された。 乗客と乗務員全員が事故直後に脱出し、負傷者は全員意識がある状態だとNHKが伝えた。 この事故の影響で午後8時20分から広島空港の滑走路が閉鎖された。
NHKは「航空機が着陸する際に機体の後部が滑走路に接触し火花が散ったと広島空港が消防当局に通知した」と伝えた。 乗客のうち3人は打撲傷、残りは軽傷と伝えられた。
アシアナ航空関係者はハンギョレとの通話で「乗客73人と乗務員8人が全員脱出した」として「事故原因と正確な被害状況を把握している」と伝えた。 この関係者は「(負傷社のうち)7人が受診を希望し、5人は受診するか検討しており、残りの乗客は設問調査後に帰宅した」と説明した。
国土交通部は事故調査班を現地に急派して事故原因を徹底的に調査すると明らかにした。 アシアナ航空はソウル・江西区の本社に事故対策本部を設置し、国土部もアシアナ航空総合統制室に調査官を送り状況を把握している。
現時点では、旅客機が着陸中に滑走路を離脱、オーバーランしたと見られる。これに先立って2013年8月5日には大韓航空763便ボーイング737型旅客機が日本の新潟空港に着陸する際に滑走路を離脱する事故が発生した。 当時乗客106人と乗務員9人が乗っており負傷者はいなかったが、国土部が3週間の日程で大韓航空に対し特別監査を行った。 こうした事故が発生すれば、航空鉄道事故調査委員会が事故原因を先ず綿密に調査して、その後に国土部が機長と航空会社などの過失有無を調査し、資格停止などの行政処分を行うことになる。 だが、航空機事故の原因究明と行政処分には非常に長い時間がかかり、2013年に発生した大韓航空の新潟空港事故に対する行政処分はまだ行われていない。国土部クォン・ヨンボク航空安全政策官は「何よりも事故原因を徹底的に調査することに全力をあげる」と話した。