若者たち積極的に職探したが、「採用の壁」高く
求職活動していなかった若年層非経済活動人口
昨年27万2千人減少... 14万8千人だけが就職に成功
若者の失業率が2012年に8.3%で毎年上昇傾向を見せ、今年2月には16年ぶりに最も高い11.1%に達した。また若者の雇用率も2月の基準で、2013年の39%から今年2月には41.1%に小幅上昇を示している。非経済活動人口が減少し、失業率と雇用率が同時に上がっているのは、若者たちが積極的に仕事を見つけよとしているのに、彼らをすべて吸収するには雇用が不足しているという意味だ。
18日、統計庁の「2月の雇用動向」によると、職を求めていなかった若年層の非経済活動人口は減り、経済活動人口は438万3000人で、1年前(434万2000人)よりも4万1000人増えた。このうち3万人が仕事を見つけ、1万1000人は失業者として取り残された。
若年の非経済活動人口が減る傾向は昨年から明らかになっている。 2013年2月545万7000人だった非経済活動人口が昨年2月に27万2000人も減った。 14万8000人が就職に成功し、10万2000人が失業者として取り残された。 4週間の間仕事を求めて積極的に求職活動を行い、仕事が与えられたら、すぐに就職できる場合のみ、非経済活動人口から経済活動人口に含まれる。
専門家
「採用市場厳しくなると若者の求職者は
早く就職しようと採用市場に飛び込むようになる
政府は違う分析
「雇用市場が好転したと判断し
求職に出たのではないかと思う」
このように職を求めなかった若者たちが、仕事を見つけるために採用市場に飛び込んでいる理由は何なのか?学費ローンと親たちの早期退職に伴う経済的な問題が影響を与えたり、ますます就職が難しくなって危機感が高まっているからだという指摘が出ている。就職ポータルサイトのジョブコリアのヒョン・ニョンウン課長は「ますます就職が狭き門になるにつれ、今でなければいけないと焦っているようだ。例えば、サムスン職務適性検査(SSAT)は、今年の上半期の志願が最後のチャンスだ。この機会を掴もうとほぼ暴走している」とし「採用市場が厳しくなれば、若者の求職者は一日も早く就職しようと採用市場に飛び込むようになる」と述べた。チョン・ジュニョン青年ユニオン政策局長は、「求職活動をしていなかった青年たちが経済的問題などでこれ以上持ちこたえるのが難しい状況になったので、あまりいい仕事でなくても、一応就職活動に乗り出したものと見られる」と述べた。
政府は、昨年の就業者数が増加するなど、雇用が増えたことに影響を受けたようだと分析した。統計庁の関係者は「昨年50万人以上の就業者が増えるなど、雇用市場が良くなっていると判断し、若者が就職に乗り出しているではないかと思う」と述べた。
ただし、若者の雇用率は高くなったが、仕事の質はひどく低い水準だ。若者たちの大半は製造業や宿泊施設や飲食店の方に就職をしたことが分かった。統計庁経済活動人口調査の「若年層付加調査」によると、昨年の学校を卒業したり中退した者のうち、最初の仕事が1年以下の契約職だった15〜29歳の若者は、76万1000人に達した。就職を経験した389万5000人のうちの19.5%で、5人に1人が1年以下の契約で職場生活を始めるわけだ。統計庁の資料によると、昨年基準で15〜19歳の若者の69.5%は、アルバイトなどの非正規労働者として働いており、20〜29歳でも非正規労働者が32%に達する。
今年は、30大グループで新規採用を減らす計画で、良い仕事はさらに減少すると思われる。全国経済人連合会は、最近30大グループでは、今年の新規採用規模を1年前に比べて6.3%減らした12万1801人を採用すると発表した。
チョン・ジュニョン政策局長は、「切迫した気持ちで非正規雇用で就職した青年たちは、すぐに失業者となって再び求職を諦める可能性が高い」とし「このような悪循環を繰り返さないためには、大企業は新規採用を減らすのではなく、正社員の採用を増やす必要があり、中小企業も良い仕事を提供できる産業生態系が作られなければならない」と強調した。
韓国語原文入力: 2015.03.18 19:59