光復70周年を迎え日本植民地時代の慰安婦被害実態を広く知らせ、平和を念願する「平和の少女像」が釜山に建立される。韓国と中国の少女像が一緒に建てられる。
釜山平和の少女像誘致推進委員会は12日、「光復節の8月15日、韓国と中国でそれぞれ作られた平和の少女像の除幕式を開く計画だ」と明らかにした。
釜山に建立される平和の少女像は、韓国の少女像と中国の少女像が並んで座っている姿になる予定だ。二人の少女像の横には誰も座っていない椅子がある。パク・ジュンシク釜山平和の少女像誘致推進委員長は、「韓国と中国は日本軍慰安婦強制動員被害者が最も多い。少女像には、韓国と中国に対する日本側の心からの謝罪を求める意味がある。空の椅子は、日本軍に慰安婦に連れて行かれた27カ国の被害女性の席だ」と説明した。
推進委員会は釜山に平和の少女像を建立しようと昨年5月に発足し、募金活動を行っていたが、米国の中国人民間団体であるGA(Gloval Alliance for preserving History of WW Ⅱ in Asia)から少女像を一緒に建てようという提案を受けた。推進委員会はGAと覚書を締結し、韓国と中国の少女像を作ることにした。
韓国少女像の部分は、キム・ウンソン、キム・ソギョン作家が担当した。中国慰安婦の少女像は、中国清華大学の芸術大教授が制作し、釜山に運んで来る。
推進委員会は、同市の南区大淵洞の日帝国強制動員歴史記念館か、鎮区凡田洞の釜山市民公園の、どちらかに釜山平和の少女像を設置する予定だ。
「平和の少女像」は、2011年12月14日慰安婦問題の解決を促す第1000回目の水曜集会の時に、ソウル鍾路区 中学洞の駐韓日本大使館の真向かいに初めて建てられた。その後「平和の少女像」は、京畿道の高揚市、水原市、華城市、城南市、慶尚南道の巨濟市、そして蔚山市、大田市に建設された。世宗市、光州市、京畿道富川市でも設立が進められている。
韓国語原文入力: 2015.03.12 17:49