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検察総長の婚外子を暴露した家政婦はTV朝鮮から430万ウォン受け取っていた

登録:2014-08-08 00:25 修正:2014-08-08 10:40
チェ・ドンウク婚外子報道 TV朝鮮画面キャプチャー

チェ・ドンウク元検察総長(55)と彼の内縁の女性と名指しされたイム氏(55)氏の関係を暴露したイ氏(62)が、『TV朝鮮』からインタビューの代価として現金約400万ウォン(約40万円)と携帯電話が提供されていた事実が明らかになった。

 7日、ソウル中央地裁刑事21部(裁判長イ・ポムギュン)の審理でイム氏の弁護士法違反容疑裁判に証人として出廷したイ氏は、「TV朝鮮とインタビューする代価として現金約400万ウォンを受け取った事実があるか」というイム氏側弁護人の質問に「そうだ」と答えた。 イ氏は「TV朝鮮の記者が携帯電話をくれて使えと言ったか」という質問には、「私が罪を犯したわけでもなく、あえてその携帯電話を使う理由もないので、受け取ったが返した」と話した。「TV朝鮮が用意した宿舎に泊まったか」という質問には「いいえ」と答えた。

『朝鮮日報』は昨年9月6日、チェ元検察総長の婚外子疑惑を報道したが、チェ元総長がこれを否定し、事実関係をめぐり激しい攻防が繰り広げられた。

また、こうした報道が婚外子として名指しされたイム氏の息子のチェ君(12)の人権を侵害したとも指摘された。 このような状況でイム氏の自宅で家政婦として働いていたイ氏が、同月30日に朝鮮日報系列の総合編成チャネルであるTV朝鮮に出演し、チェ元総長がイム氏との間に息子をもうけたのは事実だと証言し、チェ元総長は大きな打撃を被った。

 記者がインタビューなどの代価として取材源に金品を提供する行為は不法ではないが、取材倫理上多くはないことだ。 一部のメディアは自社の倫理綱領で取材の代価としての金品提供を禁じている場合もある。 マスコミや学界などでは、報道機関が記事提供の代価として金品を提供する場合、取材源が情報を歪曲する動機になりかねないと憂慮している。

 TV朝鮮はイ氏の法廷証言が出てきた後に資料を出し、「内部規定に従いイ氏に所定の出演料と情報提供謝礼費などとして430万ウォンを支給した。 報道以前に金銭を提供したり金銭提供を約束したことはない。 チェ・ドンウク婚外子報道が終わった後に領収書と引き替えに正常な手続きに則り支給したもので、透明に会計処理した」と説明した。 430万ウォンのうち、出演料と謝礼費がそれぞれいくらかについては具体的に説明しなかった。

 一方、この日の裁判でもイ氏はイム氏から「チェ元総長と息子の名前を言わず、私の家族のことを口外するな」と脅迫されたと主張した。 これに対してイム氏の弁護人は「イ氏は前夫を殺害した容疑で起訴され、懲役7年の実刑を宣告されて服役した前科がある」とし、逆にイ氏が婚外子関係を暴露するとイム氏を脅迫していたと反論した。

イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/650343.html 韓国語原文入力:2014/08/07 21:50
訳J.S(1380字)

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