本文に移動

ムン・チャングクの祖父は独立活動家? ‘推定’発表したあきれた報勲処

登録:2014-06-24 13:24 修正:2014-06-24 22:21

確認要請から3日目に発表
民族問題研究所責任研究員
「確定できる資料は全くない」

 国家報勲処がムン・チャングク国務総理候補者が祖父の独立活動家有無確認要請に対して、異例的に速かに反応を示し、その背景が注目される。

 23日午後<朝鮮ドットコム>は報勲処関係者の話を引用して「ムン候補者の祖父が大韓独立団の隊員として活動した愛国の志士ムン・ナムギュ先生」と報道した。すると、報勲処はこの日報道資料を出して「先週、総理室側からムン候補者の祖父と2010年に報勲処が発掘した独立活動家ムン・ナムギュ先生が同一の方なのかを確認してほしいという要請があった」として「名前の漢字と本籍(平安北道 朔州),証言などを見る時、現時点では同一人物と強く推定される状況」と話した。

 報勲処によれば、ムン候補者が報勲処に祖父の独立活動家有無確認を要請した時点が去る20日の金曜日だった。 そして<朝鮮ドットコム>が23日月曜日にこれを報道し、報勲処は報道が出てくるや直ちに「同一人物と強く推定される」という報道資料を出したのだ。 報勲処関係者はこのように迅速な確認作業に対して「この程度なら根拠資料も充分な方なので確認が難しくない」と話した。

 しかし、これについてユ・ウンホ民族問題研究所責任研究員は「愛国の志士ムン・ナムギュ先生とムン・チャングク候補の祖父が同一人だと確定できる資料は何もない」として「ムン・ナムギュ先生は1920年、平安北道 朔州で日本軍と戦闘中に戦死しただけで、原籍地は平安北道 朔州ではなく、国家報勲処の公的調書にも出生地や本籍が未詳になっているのに、突然原籍地が(ムン候補者と同じ)朔州だと主張する報勲処の意図を理解することはできない」と指摘した。 ユ研究員はこれについて「国家報勲処の無責任なムン・チャングク総理候補支援」と批判した。

 ムン候補者はこの日<朝鮮ドットコム>報道の後、相当な態度変化を見せもした。 この日の朝、出勤する時にも‘総理候補自主辞退の有無’を尋ねる記者の質問に「今日は何も言うことがありません」と話すなど言葉を慎んだが、‘ムン・チャングク候補の祖父、独立有功者と推定’という<朝鮮ドットコム>報道が出た後のこの日夕方の帰途には記者たちに「お待たせしました。どうぞおっしゃってください」として、質問を反対に要求しもした。 ムン候補者は祖父の独立運動有功者確認有無について「この問題は私の胸の痛い家族史であり、私の祖父の名誉がかかった事案だ。 国家報勲処も法の手続きにしたがって時間がかかっても他のケースと同じように公正に処理することを望む」と話した。 しかしムン候補者は「(総理に指名される)前にはなぜ確認を申し込まなかったのか」という質問には「今度話しましょう」として返事を避け、そのまま乗用車に乗り込んだ。

ソ・ボミ、チェ・ヒョンジュン記者 spring@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/643797.html 韓国語原文入力:2014/06/24 11:10
訳J.S(1349字)

関連記事