6・4地方選挙がセヌリ党 対 統合新党の正面対決構図に再編される中で、パク・ウォンスン ソウル市長が去る1月末に続き<ハンギョレ>が世論調査専門機関リサーチプラスに任せて最近実施した調査でもセヌリ党有力候補らを誤差範囲(±3.7%)以上で先行していることが明らかになった。
パク市長はチョン・モンジュン セヌリ党議員との仮想2者対決で47.5%の支持を得て、チョン議員(39.2%)を8.3%上回った。 年齢別支持率を見れば、パク市長は40代以下でチョン議員と2倍以上の格差をつけ、50代以上ではチョン議員が2倍内外の差でパク市長に優勢を示した。 地域別に見れば、パク市長が江北(カンブク)・江南(カンナム)で全てチョン議員を上回った。 特に江北地域(4.1~0.8%)より江南地域(16.2~12.7%)で支持率格差がより大きいという結果が出た。 所得別支持率を見れば‘月200万ウォン未満’層で、チョン議員を支持するという応答がパク市長より3.2%多かった。 その反面‘月200~400万ウォン’、‘月400万ウォン以上’の所得区間ではパク市長を支持するという応答がそれぞれ13.5%、11%多かった。
だが、去る1月末の調査と比べてみる時、去る2日に出馬を宣言したチョン議員の追撃の勢いは尋常でない。 5週間前の<ハンギョレ>世論調査で、パク市長(52.5%)はチョン議員(36.8%)を15.7%の差で余裕を持って先んじていたが、今回の調査ではその差が半分近く(8.3%)に狭まった。
反面、セヌリ党のまた別の有力走者であるキム・ファンシク前総理は、パク市長との支持率差が1次調査の時よりさらに広がったことが分かった。 キム前総理はパク市長との2者対決で31.8% 対 51.1%で19.3%の遅れをとっていると調査された。 1月末の調査結果(51.0% 対 36.8%)より支持率差が5%以上広がったわけだ。 現在、米国に滞在中のキム前総理は来る14日に帰国して出馬有無を明らかにする予定だが、この間決心を先送りして‘両天秤’の姿を見せたことにより有権者の関心が一部で減ったためと分析される。
去る7日に選挙事務所を開いたイ・ヘフン セヌリ党最高委員は、パク市長との2者対決で30%以上の遅れをとっていることが明らかになったが、1月末と今回の調査で25.6~24.7%の粘り強い支持率を見せた。 世論調査を引き受けたリサーチプラスのイム・サンニョル代表は「無応答層が主に野党圏に移動したためにパク市長が優位にいるが、地方選挙の投票率を勘案する時、結果は流動的」と展望した。 セヌリ党は統合新党の創党に対する反作用で伝統的与党支持層が結集して、党内競選を通した‘コンベンション効果’まで加われば支持率の逆転が可能だと見ている。
一方、ソウル地域での政党支持率は、セヌリ党36.2%、統合新党34.0%で薄氷勝負だった。 統合進歩党(2.5%),正義党(1.0%)がその後に続いた。 統合新党の創党にともなうシナジー効果も確認された。 統合新党支持率は民主党(10.0%)と新政治連合(17.9%)の単純支持率合計より6.1%増加した。 反面、セヌリ党は野党圏統合後に既存支持率(34.6%)から1.6%の上昇に留まった。
キム・ナムイル記者 namfic@hani.co.kr