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「村山談話は国民合意…日本政府、慰安婦賠償必要」

登録:2014-02-13 00:30 修正:2014-09-05 17:24
村山富市 元日本総理が12日午後、国会議員会館で講演に先立ちシム・サンジョン正義党院内代表の助けを受けて通訳機を耳に付けている。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

"両国間の難題を解決するために、一日も早く首脳会談が実現されなければならないという気持ちがある。"

正義党の招請で韓国を訪問した村山富市 元日本総理は12日 国会で開かれた記者会見で、急激に冷却された韓日関係の解決法について 「両側が遠慮なく対話をするならば、この間の誤解を解消できるだろう」としつつ、韓-日首脳会談の必要性を力説した。

 90才の年齢にも関わらず元気な姿で講演と記者会見などの日程を消化した村山元総理は、先ず韓国と日本の現在の関係に遺憾を表した。彼は「韓国と日本の間で首脳会談を開催できない状況まで達し、全世界が注目している。 両国は切っても切れない関係で、長い歴史を共有した関係であり、若干の沈殿物があっても跳び越えれば良い」と強調した。 彼は1998年、故金大中 大統領と小渕恵三 日本総理が発表した‘韓国・日本パートナーシップ共同宣言’に言及して 「両国の政治家たちが共同宣言の精神に立って未来指向的関係構築に力を合わせなければならない」と促した。

 彼はまた 「村山談話は国民的合意として位置を確立したもので、今まで後続内閣が村山談話を継承すると言ったことは国際社会に向かって(公式に)発言したものだ」と談話の重要性を繰り返し強調した。 ‘村山談話’が‘国民的合意’だということを強調する方式で、靖国神社参拝、独島領有権主張など右傾化の歩みを見せる安倍晋三総理を狙った発言だ。 村山元総理は去る1995年、総理時代に日本が太平洋戦争当時の植民支配に対して公式に謝罪する‘村山談話’を発表した。

 彼は安倍総理が談話の核心内容である‘植民支配と侵略で’という表現をしないことが‘談話を継承しまいとする意図’だという指摘に関しては 「安倍総理が日本の侵略事実を否定したことはないとみる」と答えた。

 村山総理はこれに先立って開かれた‘正しい歴史認識のための韓-日関係確立’という主題の講演会で、慰安婦問題に対する日本の責任も明確にした。 彼は 「女性の尊厳を奪った言葉では言い表せない過ちを犯した。 日本が解決しなければならない」と話した。 前日、慰安婦ハルモニ(おばあさん)に会った彼は「何とも言えない、本当に言葉が出なかった。 頭を下げるしかなかった」と所感を打ち明けた。

 だが総理時代に彼は、民間が主導するアジア平和国民基金を通じて慰安婦被害者に金銭的補償をしようとして批判を受けた経緯もある。 日本政府の公式的な被害補償に‘免罪符’を与えたのではないかという指摘だ。 これに関して彼は記者会見で 「募金を通じて日本国民、特に若者たちに戦争の問題点と日本の誤りを知らせようとした」として 「また当時、慰安婦生存者たちがほとんど高齢であるため、生きておられる内に補償と名誉回復をして差し上げたかった」と基金造成の正当性を説明した。 彼は「もちろん日本という国家が責任を感じて賠償しなければならないという主張に対しては否定しない」と日本政府の公式的な謝罪と被害補償が必要だという立場を明らかにした。

イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/623875.html 韓国語原文入力:2014/02/12 20:08
訳J.S(1519字)

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