慶北(キョンブク)亀尾(クミシ)道良洞(トリャンドン)に住むキル・某(42)氏は、去る6日午前に一通の携帯メール(写真)を受け取りびっくりした。 この携帯メールは‘セヌリ党入党を心より歓迎します。代表最高委員ファン・ウヨ拝’という内容だった。
"携帯メールを受け取って、とてもあきれました。セヌリ党と全く関連がなく、入党願書を書いたこともありません。" 彼はひょっとして家族がこっそり入党願書を作成したのかとの疑いを持って家に連絡してみて、もう一度驚いた。 "母親と弟など家族全員が自分たちも知らない内にセヌリ党に入党していましたよ。 憤りが爆発しました。 それだけでなく、村の隣近所の住民数人も突然セヌリ党に入党したという携帯メールを受け取ったという話を聞きました。"
キル氏は携帯メールが発送されたセヌリ党慶北道党に電話をかけて 「どうして当事者の同意もなしに入党できるのか」と問い詰めたが「亀尾地域の有力人物が推薦した。 書類が受け付けられて入党になった」という返事が戻ってきた。
だが、推薦したというこの亀尾地域の有力人物は「全く知らない。 そんなことは初耳」という反応を見せた。
キル氏はセヌリ党慶北道党に無条件に離党する意思を明らかにした後、直ちにファックスで住民登録番号と住所、勤務地などを書いた関連書類を送った。 彼は「離党書類は送ったが、離党できたかどうかはまだ最終通報を受けていない。 弟と母親はまだ離党届書類を送れていない」と話した。 彼は「とても腹が立つ。同意もしていないのに、どうして入党したことになるのか。 本人も知らない内に入党したとは…。 本当にとんでもない」として怒りをぶちまけた。
セヌリ党慶北道党側は「本人ではなくても家族や知り合い、知人たちの斡旋で入党になる場合もたまにある。 キル氏は現在離党した状態だ」と明らかにした。
慶北選挙管理委員会は現在、この事件を調査している。 慶北選挙管理委員会関係者は 「周辺で代わりに入党願書を作成して入党したことになる場合もありえる。セヌリ党は一部地域で地方選挙出馬予定者に対する公認を控えて、党内競選に備えるために党員確保を目的に起きた事件である可能性もなくはない。 徹底して調査する」と明らかにした。
大邱(テグ)/ク・テソン記者 sunnyk@hani.co.kr