本文に移動

「米-中 2009年に北韓非常事態 議論」

登録:2014-01-14 00:20 修正:2014-09-05 18:21
米国議会調査局(CRS)が最近出した‘中国と大量破壊兵器・ミサイル拡散’報告書

 米国と中国が金正日 北韓国防委員長の健康が悪化した2009年に北韓急変事態の可能性に備える‘非常事態’を議論していたことが明らかになった。

 米国議会調査局(CRS)が最近出した‘中国と大量破壊兵器・ミサイル拡散’報告書を見れば、2009年10月カット キャンベル当時米国務部東アジア・太平洋担当次官補は、米国と中国が北韓の非常事態を議論したかという質問に「すべての」側面に対して議論したと認めた。

 今まで米国と中国が公式政府チャンネルで北韓非常事態を議論した事実が確認されたことはない。 両国はこの間、北韓核問題を巡り協議してきたが、北韓の非常事態に対しては中国側が北韓との特殊関係を考慮して難色を示してきた。

 しかし報告書は 「2010年2月、中国北京大教授は中国は北韓内部崩壊を受け入れず、他の国が北韓の政治と軍の統制権を掌握するのを受動的に見守ることもないと警告した」と伝えた。

 報告書は北韓-中国軍事関係と関連して「北韓の崩壊または危機の時、中国軍の非常計画と北韓政権を支援する問題をはじめとして北韓-中国両国の軍事関係に疑問がある」として「米国と同盟国が関与する非常状況に対して、中国軍と議論することも挑戦課題に該当する」と明らかにした。 続けて「中国軍が北韓の核とミサイル プログラムをどれくらい知っているのか、(北韓非常事態の時)武器と核物質をどのように確保するのか、米国およびその同盟国らと情報を共有する用意があるのか、米軍と韓国軍の作戦を難しくさせる統制力を行使しようとする目標があるのかなども気になる部分」と付け加えた。

 報告書は「中国軍は、北韓を米軍と韓国軍が北緯38度線より北に上がって来れないようにする‘緩衝地帯’と呼んでいる」として「2010年7月中国の馬曉天将軍が韓・米両国の西海(ソヘ)訓練に反対する見解を示したのはこのような脈絡」と解説した。

ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/619596.html 韓国語原文入力:2014/01/13 22:32
訳J.S(986字)

関連記事