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[単独] コメント疑惑 核心3人組、合同参謀 民軍心理戦部で一緒に勤務

登録:2013-10-18 11:14 修正:2013-10-18 21:35
チン・ソンジュン民主党議員(右端)が15日午後、国会国防委員会の国政監査でオク・トギョン国軍サイバー司令部司令官を相手に、昨年の大統領選挙時にサイバー司令部が野党候補を非難するコメントを上げ政治に介入した疑いを問い質している。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

 国家情報院大統領選挙介入事件の核心被疑者であるイ・ジョンミョン前国家情報院3次長が、合同参謀本部の心理戦部署である民軍心理戦部部長として勤めている時、同じく大統領選挙介入疑惑を受けているサイバー司令部の企画担当1処長と心理戦団長がその部下として勤めていた事実が確認された。 2次長など国軍の心理戦部署出身者が国家情報院・サイバー司令部大統領選挙介入疑惑事件で連結輪の役割をしたのではないかとの疑問が提起される内容だ。

 国家情報院大統領選挙介入事件と関連して去る7日、公職選挙法と国家情報院法違反容疑で起訴されたイ・ジョンミョン前国家情報院3次長は、陸軍士官学校35期で、2011年1月から国家情報院に発令が出る前の同年4月まで国軍合同参謀本部民軍心理戦部長(少将)だった。 現在、サイバー司令部で企画を担当しているサイバー司令部第1処長K氏もまた、サイバー司令部が創設された2011年1月まで合同参謀民心部で勤めていた。 また、サイバー司令部心理戦団である530団の団長K氏もサイバー司令部創設前まで民軍心理戦部のサイバー心理戦課長であった。

 彼らが民軍心理戦部でどんな業務と役割をしていたのかは全て秘密になっている。 民軍心理戦部は、平時に対北韓心理戦を、戦時には敵地域の民心安定化政策を主な業務にするという程度が知られているだけだ。 イ・ジョンミョン前3次長が現役の少将身分で国家情報院次長に抜擢された当時、大統領府関係者は「イ内定者は軍人として現在している仕事を今後も継続すること」と説明した経緯がある。

 "している仕事を継続する" という当時の大統領府の説明は、今回の事件と関連して示唆するところが多い。 今回のサイバー司令部大統領選挙介入疑惑事件を見れば、多くの点で国家情報院との連係可能性が伺えるためだ。 サイバー司令部は国家情報院から2012年に45億ウォン、2013年には57億ウォンの予算を支援された。 また、サイバー司令部要員は国家情報院要員が上げたと推定されるツィッター文などを再転送していたことが明らかになった。 さらにサイバー司令部の組織的活動方式は国家情報院心理戦団の組織的活動方式と類似していた。

 したがって、今回のサイバー司令部の大統領選挙介入疑惑事件で、イ・ジョンミョン前3次長が核心役割をしたのではないかとの疑惑が提起されうる。 特に彼は2011年1月に合同参謀と多くの部隊の心理戦部署を一つに統合し、民軍心理戦部を作る際に核心的役割を果たし、初代部長を務める程にこの分野で力量を認められた軍人だった。 このような過程を通じて、これら3人が縁を結んだ可能性もある。 彼は国家情報院心理戦団とサイバー司令部心理戦団の関係を解く鍵を持っていると考えられる。

 キム・ヒョン民主党国家情報院大統領選挙介入真相調査特別委員は「イ・ジョンミョン前3次長が合同参謀に民軍心理戦部を作り、国家情報院心理戦団を拡大・改編したことは同一線上にあるとわれる。 残った国政監査でこの部分を追及し、今後国政調査や特検を通じて真実を明らかにしなければならない」と話した。

 これら3人以外にも今回の事件と関連して注目される人物が他にいる。 昨年の総選挙と大統領選挙期間にサイバー司令官だったヨン・チェウク大統領府国防秘書官だ。 これと関連してキム・クァニョン民主党スポークスマンは16日 「ヨン・チェウク少将が国防秘書官になったのは、サイバー司令部を通じたコメント作業に対する見返り人事ではないのか、大統領府は答えなければならない」と話した経緯がある。 ヨン秘書官がサイバー司令官として仕事をした時期は、2011年11月から2012年10月までであり総選挙と大統領選挙時期を全て含んでいる。

 特に彼はサイバー司令官任命当時、任期制准将だったので1年服務後に転役しなければならなかったが、異例的に国防部の要職である政策企画官として発令された。 また、政策企画官時期にはサイバー司令部の指揮部署が情報化企画官室から政策企画官室に変わりもした。 ヨン秘書官はまた、自身を抜てきしたキム・クァンジン国防部長官と同じドイツ陸軍士官学校出身であるのに加え、キム・ジャンス国家安保室長とも近い。 朴槿恵(パク・クネ)大統領が当選した後、ヨン秘書官は大統領業務引継ぎ委員会専門委員を経て少将に進級し、国防秘書官に任命された。 完全な常勝疾走であった。

 しかしヨン秘書官は<ハンギョレ>との通話で「断言するが、私は大統領選挙介入など政治的指示を受けたことはなく、私もまた戦友たちにそのような不当な政治的な介入を指示したこともない。 長官が合同調査を通じて事実を調査すると言っているので、その調査結果によりふさわしい措置を取れば良い」と話した。

ハ・オヨン、ソク・ジンファン記者 haha@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/607602.html 韓国語原文入力:2013/10/18 10:25
訳J.S(2380字)

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