<ハンギョレ>がウォン・セフン国家情報院院長の国内政治介入直接指示資料を単独入手し報道<ハンギョレ> 3月18日付1面)した以後、市民団体をはじめとする各界各層が国家情報院の批判に立ち上がっている。
国家情報院が‘国内内部の敵’と名指しした民主労総は18日論評して「憲法が規定した労働3権を正当に行使する労働組合総連盟組織に対し、このように無遠慮に従北レッテルを貼りつけ権力機構を動員して弾圧に乗り出したのは、政治介入を禁止した国家情報院法違反はもちろん民主主義の根幹を揺るがす反憲法的犯罪行為」と批判した。 また「国民の税金で陰湿な政治工作を日常的に行ってきた国家情報院は必ず責任を負わなければならない」として「検察と警察はこの事件に対して迅速で徹底的な捜査をしなければならないし、国会は国政調査を含めすべての方法を動員して実体的真実と責任者の処罰に乗り出さなければならない。 民主労総もやはり70万組合員の名誉を根拠もなく傷つけた当事者には必ず法的責任を問う」と明らかにした。
国家情報院が民主労総と共に‘国内内部の敵’と名指しした全教組ハ・ビョンス スポークスマンは18日<ハンギョレ>との電話通話で「国家情報院は最近外部招請行事で<クッパイ全教組>という本を配るなど、全教組を従北勢力と規定してきた。 国家情報院が進歩勢力を従北と罵倒し計画的に弾圧したのだ。 国家情報院は政治介入を中断し違法行為に対して厳格な処罰を受けなければならない」と話した。
また、国家情報院が内部指針で済州(チェジュ)海軍基地建設に反対する江汀マウル民たちを批判したことに対し、コ・クォンイル江汀マウル住民対策委員長は18日<ハンギョレ>との通話で「済州(チェジュ)海軍基地のために苦痛を受けている住民たちがいるのに(国家情報院が)住民たちを敵に回して世論を糊塗しながら覆いかくしてしまおうとする態度が問題」として「反対する人々がいるなら国家が真正性をもって説明し、間違った部分があるなら是正しようとする努力が必要なのに、国家情報院がこのような形で指針を下し政治に介入することは政府の公式的な機構としての役割を果たせないということ」と批判した。
ネチズンたちも国家情報院へ向けて批判の声を高めた。 インターネット<告発ニュース>は国家情報院の便りを伝え「シッパル団の団長がユン・ジョンフンではなくウォン・セフンだったの?」という題名で国家情報院を批判した。 ツイッター利用者syt***は「ソウルはオ(5)・セフンが駄目にしたが、国家情報院はウォン(1)・セフンが駄目にしたよ」と嘲笑した。 また別の利用者twitfromko*** は「ユン・ジョンフン、ウォン・セフン、オ・セフン... どんどん'フン'が恐ろしくなる」と文を残した。 利用者murutu***は「国家情報院が単に選挙に介入したのでなく、国家情報院長の名義で発行された指示事項に従って選挙に介入したのに、誰も責任を取らない? 直ちに李明博出てこいと言え」と怒った。 またsinbi2***は 「ツイッターで虚偽事実流布行為IDを集めて監視」しようとか 「全教組、安哲秀(アン・チョルス)、民主労総、全羅道(チョルラド)、パク・ウォンスン、イ・ジェミョン、民主党などを謀略攻撃したツイッターIDを収集しましょう」と提案もした。
チェ・ユビン記者 yb@hani.co.kr