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解任取消で復職した教師たちに再び重懲戒

登録:2013-02-12 20:17 修正:2013-02-13 08:13

 慶北道教育庁が時局宣言に参加したという理由で解任され、最高裁の解任取消判決を受けて復職した全国教職員労働組合教師たちに再び相次ぎ重懲戒を下している。 教師たちは‘道教育庁の誤った懲戒により苦痛を受けた教師を2度殺す行為’として強く反発している。

 道教育庁は時局宣言と政党後援問題で解任され復職したキム・ホイル(43・金泉(キムチョン)位良(ウィリャン)小)教師に対して先月24日懲戒委員会を開き、停職1ヶ月の懲戒を議決し5日通知したと12日明らかにした。

 キム教師は全教組慶北支部事務局長だった2009年6月、生徒人権保障強化などを要求する教師時局宣言発表を主導し、2005年から4年間にわたり民主労働党に毎月1万ウォンずつの後援支援金を出したという理由で2010年11月に解任された。 キム教師は裁判所に解任処分の取消請求訴訟を起こし昨年12月最高裁は‘解任は違法’と確定判決した。

 これに先立ち道教育庁は時局宣言を主導したという理由で2009年7月に解任され、最高裁で解任取消判決を受けて復職したキム・イムゴン(51・亀尾(クミ)荊南(ヒョンナム)中)教師とキム・ヒョンジュ(47・亀尾 上毛(サンモ)小)教師にも復職するやいなや去る4日に停職1ヶ月の重懲戒を下した。 解任当時キム・イムゴン教師は全教組慶北支部長、キム・ヒョンジュ教師は全教組首席副委員長だった。

 キム・ホイル教師は<ハンギョレ>との通話で「時局宣言と政党後援で重懲戒を受けた全国の教師たちに解任取消と停職無効判決が相次いでいるのに、道教育庁は過去の不当な懲戒に対して一言の謝罪もせずに復職した教師たちを再び重懲戒している。 道教育庁は教育科学技術部の顔色を伺うのでなく、裁判所判決の意味を再確認しなければならない」と話した。

 パク・ソンヨン慶北道教育庁監査官は「裁判所の判決は解任措置が過度だということであって、解任教師たちに誤りがなかったと言っているのではないので解任より軽い停職1ヶ月の懲戒処分をした」と話した。

大邱(テグ)/キム・イルウ記者 cooly@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/573586.html 韓国語原文入力:2013/02/12 19:56
訳J.S(1038字)

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