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大統領府 "イ・サンドク控訴するようだ" 特赦論難 鎮火期待

登録:2013-01-24 23:49 修正:2013-01-29 10:50
李明博大統領と彼の実兄 イ・サンドク前議員

 イ・サンドク前セヌリ党議員が24日の1審裁判で懲役2年刑を宣告されたことにより、弟である李明博大統領が彼を特赦で釈放させるか否かに1次的な関心が集まっている。 大統領府はイ前議員が控訴することが確実で、任期末特赦で解放される可能性はないという態度を見せた。

 大統領府核心関係者は「宣告結果は残念だが、イ前議員が無念を訴えていて、控訴して最後まで裁判所に疎明するという。 そうなれば大統領特赦とは関係がなくなる」と話した。 イ前議員が今回の1審宣告で控訴を放棄すれば刑が確定されて特赦対象者に含まれることになりえた。 大統領府はイ前議員に対する特赦論難がイ前議員の控訴を通じて終えられることを期待している。

 これに先立って大統領府は、最近任期末最後の特別赦免を通じて親戚・側近要人を釈放する、いわゆる‘セルフ赦免’を検討していると明らかにして、世論の非難を自ら招来した。 大統領府内外ではイ大統領が実兄のイ前議員に対して切ない気持ちがあって、本人が78才の高齢で健康状態も良くないという点を挙げて特赦の可能性を占う人々が多かった。

 セヌリ党は公式反応は出していないが困惑している雰囲気だ。 チョン議員の場合、セヌリ党は昨年7月に逮捕同意案を否決させ庇ったが、現実に法廷拘束されたためだ。 セヌリ党のある議員は「チョン議員の場合、執行猶予が出てくると思ったが意外だ。 残念だ」と話した。 別のある議員は「チョン議員は親李系で大統領選挙過程で中心的な役割をしなかったために(チョン議員の拘束が)朴槿恵(パク・クネ)政府スタートに負担として作用することはないだろう」と話した。

 パク・ヨンジン民主統合党スポークスマンは論評を通じて「(イ前議員の場合)赦免は夢にも考えないことを望む。 権力乱用で法の処罰を受けた人を再び権力を乱用して大統領の実兄という理由で赦免するという発想は許されない。 また歪んだ同僚意識を持ってチョン・ドゥオン議員逮捕同意案を否決させたセヌリ党の責任を再度指摘する」と話した。

アン・チャンヒョン、ソンチェ・ギョンファ記者 blue@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/571225.html 韓国語原文入力:2013/01/24 20:18
訳J.S(1041字)

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