13日ソウル市選挙管理委員会が朴槿恵セヌリ党大統領候補のための不法選挙運動が行われたソウル汝矣島(ヨイド)のあるオフィステルを摘発し、検察に告発するや、そこが‘シバル団’の根拠地だという主張が相次いでいる。
シバル団はインターネット放送‘ナコムス(私はセコい’)で初めて出てきた用語で‘十字軍アルバ団’の略語として流通していた。 松坡区(ソンパグ)のある大規模教会のユン・某牧師を中心に社会関係網サービス(SNS)で組織的に親与世論を広めるアルバイト集団があるという意味だ。
このような論難が広がるやツイッターを使う保守人士らは‘ナコムス’の主張に反発して‘私たち皆がシバル団だ’という趣旨でツイッターで使う名前の横に‘(シバル団)’と表記した。 一時このようなツイッターIDが数百ヶに達したが、彼らは最近いっせいにこの表記を消した。
社会関係網サービスにいる保守人士たちはこのようにして‘シバル団’の存在を否認してきたが、もはやそうはできなくなった。 シバル団の指導者と名指しされてきたユン牧師が選管委が汝矣島(ヨイド)のオフィステルを急襲した当時 現場にいたし、ユン牧師の机からは朴槿恵セヌリ党大統領選挙キャンプ‘SNSメディア本部長’という肩書が書かれたユン牧師の名刺も発見された。 ユン牧師は7人の青年たちを雇用して朴候補に有利で文在寅民主統合党候補に不利な文をツイッターに掲示し、リツィットさせた疑いを受けている。
社会関係網サービスなどには "‘シバル団’の正体が暴露された" として、彼らを批判する文があふれている。
ペク・チャンホン シアル(種子)財団運営委員は自身のツイッターに "セヌリ党がシバル団長の疑いがあるユン氏が公式職責は務めていたが個人活動だと尻尾切りをしていますね。 ここまで来れば朴槿恵候補も党の大統領候補ではあっても個人活動だと言わんばかりですね。" と批判した。
コメディアン ナム・フィソク氏は自身のツイッターに "シバル団という単語が継続的にささやかれていたが、ただおかしな言葉のようで一度も知ろうとしなかったけれど・・・。 今検索してみた。 もう分かってしまった。" と書いて関心を示した。
ツイッターID@sida****は "シバル団を通した中傷宣伝が引っかかるやいなや緊急記者会見をして、あたかも自分が中傷宣伝の被害者であるかのように言うその方。本当にメンタル崩壊している状況だ" と書き、14日午前朴候補が緊急記者会見を行い「中傷宣伝との全面戦争を宣言する」と言ったことを批判した。
一方、ソウル市選管委は14日ユン氏らを公職選挙法違反の疑いでソウル南部地方検察庁に告発した。 選管委の説明を総合すれば、彼らは去る9月末からオフィステルを準備して職員7人を雇用し不法選挙運動をしてきた。 また、朴候補選対委組織総括部からセヌリ党朴槿恵候補名義の任命状700~800枚を渡されて郵便発送する作業も行った。 そして自身の活動をセヌリ党家計負債特別委員会委員長に随時報告していた事実もやはり明らかになった。 ユン氏は職員たちに現在まで月給を支給してはいないが、選挙以後に月150~200万ウォンを支給すると約束しており、事務室賃借費用をセヌリ党選対委関係者が負担していた事実も明らかになった。
チョン・ファンボン記者 bonge@hani.co.kr