本文に移動

‘全財産29万ウォン’全斗煥、見え透いた追徴金納付

原文入力:2010-10-15午前08:51:01(937字)
強制追徴されるかと思い300万ウォン
未納金 まだ1600億以上残る

キム・テギュ記者

←全斗煥元大統領

全斗煥(79・写真)元大統領が最近‘大邱地域講演収益’で稼いだ300万ウォンを検察に追徴金として納付した。2003年裁判所の財産明示審理過程で明らかにした‘全財産29万ウォン’に比較すれば10倍を越える非常に大きな金額だ。 追徴を担当する検察は、チョン氏がこのお金を自主納付した事実を非常に異例なこととして受けとめている。

大企業から巨額のわいろを受け取った疑惑で1997年大法院で有罪が確定したチョン氏が払わなければならない追徴金は計2205億ウォン。しかし彼は 「政治資金として全て使ってしまった」 として追徴金納付を事実上拒否した。2004年には最高検察庁中央捜査部の捜査を通じ、チョン氏秘密資金の一部が明らかになるや彼の夫人イ・スンジャ氏は「虎の子の私のお金」としながら200億ウォンを‘代納’することもした。2008年6月には銀行債権取り立て方式で4万7000ウォンが追徴された。追徴時効は最後の追徴時点から3年ずつ延びるので、既存時効は来年6月までだった。

チョン氏の自主的納付に検察もいぶかしげな反応を示している。検察の一部では講演料を受け取った事実が検察に把握され、強制執行の侮辱を再び加えられるよりは自ら進んで払う方がましという判断をしたのではないかという推測も出ている。来年に時効が迫り、検察が再び財産をほじくり返す状況を予防しようとする心づもりという解釈もある。今回の納付でチョン氏の追徴金時効は2013年10月まで延びた。

国会法制司法委員会所属イ・ジョンヒョン ハンナラ党議員が法務部から受け取った‘高額追徴金未納者名簿’によれば、チョン氏の未納追徴金は1672億3000万ウォン(執行率 約24%)で5位に上がっている。

キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/443862.html 訳J.S