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韓国、慶尚北道に新たに大型原発を2基建設…文政権による中止から「復活」

登録:2026-06-18 09:42 修正:2026-06-18 09:56
釜山市には小型モジュール原子炉1基の用地
慶尚北道蔚珍の新ハヌル原発の建設現場=韓国水力原子力提供//ハンギョレ新聞社

 韓国で2基の新たな大型原子力発電所の建設候補地として慶尚北道盈徳(ヨンドク)が選ばれ、小型モジュール原子炉(SMR)1基の候補としては釜山市の機張(キジャン)が選定された。李在明(イ・ジェミョン)政権の新規原発建設事業が本格的に開始された。

 韓国水力原子力(韓水原)新規原発用地選定評価委員会は17日午後に会議を行い、1.4ギガワット(GW)級大型原発2基の用地として慶尚北道盈徳郡を、0.7ギガワット級小型モジュール原発1基の用地として釜山市機張郡をそれぞれ選定したと発表した。3月末まで実施された大型原発用地の公募には盈徳郡と蔚山市蔚州郡(ウルサンシ・ウルチュグン)が、小型モジュール原発用地の公募には機張郡と慶尚北道慶州市(キョンジュシ)が応募していた。

 用地選定委は、用地の適正さ、環境、建設適合性、住民の受け入れ度(各25点)などを評価した結果、盈徳郡が91.01点、機張郡が87.11点を獲得し、各型の最終候補地に選定されたと説明した。脱落した蔚州郡と慶州市はそれぞれ82.63点、84.56点だった。選定委は「盈徳郡は住民世論調査の結果と用地適正、環境の分野で高い評価を受け、機張郡も同様に住民世論調査と用地適正の部門で相対的に優れた点数を得た」と語った。

 盈徳は約10年ぶりに原発復活の手続きを踏むことになった。盈徳は2011年に1.5ギガワット級の大型原発2基の建設予定地に選定されたが、文在寅(ムン・ジェイン)政権の脱原発基調に沿って2018年に事業が中止された。今回、用地が選定された大型原発2基は、国内で33番目、34番目の原発となる。現在、国内では永久停止された2基を除く26基の原発が運用されており、慶尚北道蔚珍(ウルチン)の新ハヌル3、4号機をはじめとする4基が建設中だ。

 盈徳は古里(釜山と蔚山にまたがる)、月城(慶州)、ハンビッ(全羅南道霊光)、ハヌル(慶尚北道蔚珍)のようなすでに原発団地がある地域ではなく、新たな立地。原発の立地として新たな地域が選定されたのは、2012年に江原道三陟(サムチョク、大津原発)と盈徳(天地原発)の指定告示以来14年ぶり。小型モジュール原子炉の用地に選定された機張郡も、古里原発があるなど、原子力産業の基盤が整っている。

 盈徳と共に大型原発を誘致していた蔚州郡は、セウル原発があるため、原発誘致の経験や近隣の産業団地の電力需要を強みとしてアピールしたが、落選した。小型モジュール原子炉の誘致に失敗した慶州は、韓水原本社や月城(ウォルソン)原発、中・低レベル放射性廃棄物処分施設などがあり、原子力関連インフラが集中している地域と評価されたが、やはり最終候補地には選ばれなかった。

 今後、韓水原による立地の推薦を受け、政府は来年初めまでに電源開発事業予定区域への指定手続きを完了し、2029年の実施計画の承認と建設許可を経て、2031年に着工する計画だ。小型モジュール原発は2035年、大型原子炉は2037~2038年の完成を目標としている。

 今回の発表をめぐっては、慶尚道東海岸への「原発集中」に対する懸念も示されている。稼働中の原発26基のうち、20基がすでに釜山、蔚山、慶州、蔚珍などにあり、そこに盈徳の新規原発2基と釜山の小型原発1基が加わることになる。「新規核発電所阻止全国非常行動」はこの日の声明で、「地域住民の命と安全を左右する重大な事案を、住民の同意や社会的合意なしに一方的に強行するのは、無責任な行政の典型」だと反発した。

チャン・スギョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1264049.html韓国語原文入力:2026-06-17 19:37
訳D.K

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