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北朝鮮、金正恩氏を国務委員長に再び推戴…「ナンバーツー」はチョ・ヨンウォン氏

登録:2026-03-24 07:39 修正:2026-03-24 09:04
北朝鮮は22日、平壌で最高人民会議第15期第1回会議を開催し、金正恩を国務委員長に再推戴するとともに、チョ・ヨンウォン(右)を最高人民会議常務委員長に選出した。朝鮮中央テレビが23日付で報じた=朝鮮中央テレビの画面より/聯合ニュース

 北朝鮮の議会に当たる最高人民会議が、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を再推戴し、最高人民会議常務委員長をチェ・リョンヘからチョ・ヨンウォンに交代させた。

 北朝鮮官営の「朝鮮中央通信」は23日、「最高人民会議第15期第1回会議の1日目の会議が22日に行われた」とし、「金正恩同志を朝鮮民主主義人民共和国国務委員長に再び高く推戴した」と報じた。金委員長は2016年6月に国務委員会委員長職を新設し就任して以来、2019年に続き今回も再び推戴されたことで、権力をさらに固めた。

 最高人民会議の首長である常任委員長の座には、元老のチェ・リョンヘ氏が退き、金委員長の側近であるチョ・ヨンウォン氏が選出された。チョ・ヨンウォン氏は党組織書記、国務委員会第1部委員長、最高人民会議常務委員長をすべて務め、金正恩体制における「ナンバーツー」の地位を確固たるものにしたとみられる。

 内閣にあたる国務委員会の人事ではパク・テソン首相が留任され、新設された第1副首相にはキム・ドクフン前首相が任命された。チェ・ソンヒ外務相とロシアとの交流協力を主導しているユン・ジョンホ対外経済相は留任。一方、キム・ヨジョン朝鮮労働党副部長は国務委員から外れた。これについて、慶南大学極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は「キム・ヨジョンは朝鮮労働党の部長として、党中央で政策全般を調整するより重要な役割を果たす可能性がある」と語った。イム教授は「チョ・ヨンウォンが党と国家機関の両方で中心的な役割を担い、名実ともに金正恩体制の公式なナンバーツーとなった」とし、「チョ・ヨンウォンが党組織部長として金正恩の権力強化に大きな役割を果たしたことを考えると、(娘の)キム・ジュエ後継体制の構築においても重要な役割を果たすだろう」と見通した。

 今回の最高人民会議の議題の一つは「社会主義憲法の修正補充」であり、金委員長が公言してきた「敵対的二国家論」が北朝鮮の憲法に正式に反映されるかが最大の関心事だ。「敵対的二国家」が憲法に明記され、領土・領海・領空の条項が新設されれば、南北は制度的に完全に分離され、海上境界線を巡る対立が高まる可能性がある。

パク・ミンヒ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1250749.html韓国語原文入力:2026-03-23 21:57
訳H.J

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