今月21日にソウル光化門で開催される防弾少年団(BTS)の復帰公演に約26万人が集まると予想される中、韓国政府は大規模な人混みによる事故の可能性に備え、「群集による人混み災害」の危機警報で「注意」レベルを先制的に発令した。昨年のハロウィーン期間以来2度目となる。
行政安全部は11日、ユン・ホジュン長官主宰で「BTS復帰公演関連行事の人混み安全管理関係機関対策会議」を開き、行事の安全対策を点検した。行政安全部と文化体育観光部、保健福祉部、ソウル市(鍾路区・中区)、ソウル警察庁、ソウル消防災害本部、ソウル交通公社など関係機関が出席した。
政府は国内外のチケットを入手した観客2万2千人を含め、最大26万人が集まると見込んでいる。これを受け、イベント当日の21日0時から24時まで、鍾路区(チョンノグ)と中区(チュング)一帯を対象に「群集による人混み災害」危機警報「注意」レベルを発令し、対応体制を強化することにした。
危機警報が発令されると、行政安全部と警察は状況管理班を編成し、地方自治体は緊急事態に備えた迅速対応班を運営することになる。イベント前から現場の管理とモニタリングを強化し、人混みによる安全事故を事前に防ぐのが目的。
19日と20日には、官民合同で構成された「政府合同安全点検団」がイベント現場の安全管理実態を事前点検する。ユン・ホジュン長官も現場を訪れ、人混み事故の危険が大きい地域を中心に安全管理状況を確認する予定だ。
行政安全部は政府ソウル庁舎に現場状況室を設置し、関係機関間でイベントの進行状況をリアルタイムで共有し、人混みが密集する場所には現場状況管理官を派遣し、人混みの管理を支援する計画だ。
文化体育観光部は安全な公演のための諮問と舞台・客席施設の点検を担当し、福祉部は緊急患者発生に備え保健所の迅速対応班と災害医療支援チーム(DMAT)の出動体制を整える。警察は会場周辺の秩序維持と治安、対テロ対応を担当し、消防当局は救助・救急要員と救急車を配置し事故の発生に備える。
ソウル市は市民安全対策本部を稼働させ、安全管理計画の履行状況を点検する。会場周辺には仮設トイレを設置し、安全案内メッセージを韓国語と英語で送信し、観客に安全ルールを周知する計画だ。近隣ビルの大型電光掲示板を通じて、安全ルールの案内動画も流す予定だ。
政府は今回のイベントだけでなく、今後予定されているBTSのワールドツアー公演(4月の京畿道高陽、6月の釜山)にも同レベルの安全管理を続ける方針だ。