21日、ソウル瑞草洞(ソチョドン)のソウル中央地裁417号大法廷で、刑事33部の裁判長を務めるイ・ジングァン部長判事が「被告人ハン・ドクス」の核心容疑である内乱重要任務従事について、判決言い渡しの冒頭で有罪と認めると、ハン前首相の表情は見る間に固まった。
判決言い渡しは通常、裁判長が起訴事実を読みあげ、裁判所の判断を加えるかたちで進められるが、イ・ジングァン部長判事はこの日、「細部内容が複雑なため、結論を先に言う」として、「重要任務従事は有罪と認める」と述べた。午後2時の言い渡し開始からわずか2分後だった。
ハン前首相は席に座ってまっすぐな姿勢で裁判官たちを凝視した。裁判が始まるやいなや「結論」が下されたものの、彼はあたかも静止画のように微動だにしなかった。イ部長判事が約1時間にわたって判決理由を読み上げた末、「宣告する」と言うと、ハン前首相は立ち上がった。裁判長が「被告人を懲役23年に処す」と言うと、傍聴席からはため息が漏れた。
イ部長判事に「拘束について言いたいことはあるか」と問われると、ハン前首相はしばらくしてから力のない声で言った。「裁判長…。決定に謙虚に従います」。ハン前首相の弁護人が「拘束されると防御権に重大な障害が生じざるを得ない。被告人は体調が悪い」として、「どうか深く考慮してほしい」と述べた。これに対し特検は「拘束された被告人との公平性を考えれば、拘束は当然だ」と反論した。イ部長判事は陪席判事と協議してから「証拠隠滅の恐れがあるため拘束する」と述べた。ハン前首相はソウル拘置所に向かった。