尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免によって行われる第21代大統領選挙日は6月3日に確定した。
ハン・ドクス大統領権限代行首相は8日午前、政府ソウル庁舎で定例国務会議を開き、大統領選挙を6月3日に行う案件を議決した。政府は国民の円滑な投票権行使のため、選挙当日を臨時公休日に指定した。
中央選挙管理委員会は同日、政府が選挙日を決めたことを受け、主要選挙事務日程を公告した。各政党が選出した大統領選候補は5月10〜11日に中央選挙管理委員会に立候補届け出を行う。立候補予定の公職者は、選挙日30日前の5月4日までに辞職しなければならない。
公式選挙運動は5月12日から6月2日までの22日間にわたり行われる。最初に行われる在外国民投票日は5月20日から25日まで、船上投票日は5月26日から29日まで。事前投票は5月29と30日の2日間行われ、時間は午前6時から午後6時まで。選挙当日の投票は午前6時から午後8時までだ。
選挙日程が確定し、各政党は大統領選候補の確定のため、党内予備選挙体制への切り替えを急いでいる。与党「国民の力」はすでに7日、党内予備選挙のための選挙管理委員会を立ち上げた。最大野党「共に民主党」も9日、イ・ジェミョン代表が大統領選出馬のために代表職から退き次第、選管委を設ける計画だ。
今回の大統領選挙には、政府予算約5100億ウォン(約500億円)が投入される見通しだ。今年の選挙管理委員会に割り当てられた選挙関連予算は29億ウォンのみだったため、政府はこの日、選挙や災害などに使える目的の予備費の一部を今回の大統領選挙に使うことを決めた。