12・3非常戒厳で国会に出動した首都防衛司令部(首防司)の警備団長が13日の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾裁判に証人として出廷し、「国会本庁に入って国会議員を引きずり出せと首防司令官から指示された」と証言した。憲法裁判所は今月18日に第9回弁論を行うことにした。
この日、憲法裁判所で行われた尹大統領の弾劾裁判に証人として出廷した首防司のチョ・ソンヒョン第1警備団長は、「昨年12月4日0時31分から1時の間にイ・ジヌ司令官から、国会本庁の内部に入って国会議員を外に引きずり出せと指示された事実はあるか」とチョン・ヒョンシク裁判官に問われ、「0時45分ごろ、そのように任務を与えられた」と述べた。イ・ジヌ前司令官の起訴状には、尹大統領がイ前司令官に国会の現場状況を尋ねた際に「本会議場に行って4人が1人ずつ背負って出てくるよう指示しろ」、「銃を撃ってでもドアを壊して中に入って引きずり出せ」と指示したと記されている。
憲法裁はこの日の証人尋問の終了後、今月18日(午後2時から)を証拠調査期日に指定した。両者がそれぞれ提出した証拠の立証趣旨を説明し、相手の証拠についての意見を表明する手続きだ。尹大統領側は、ハン・ドクス首相の証人尋問とホン・ジャンウォン前国情院第1次長に対する追加尋問が必要だとして、証人採用を要請した。憲法裁は14日に評議を経てさらに証人尋問を行うかどうかを決める計画だ。