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尹大統領「公捜処にこれ以上言うことはない」…取り調べ拒否

登録:2025-01-20 08:32 修正:2025-01-20 12:24
拘束後の最初の取り調べも拒否する見込み
内乱の容疑がかけられている尹錫悦大統領が15日午前、漢南洞の官邸で、公捜処による逮捕令状の執行前に対国民談話を発表している=MBCのニュースより//ハンギョレ新聞社

 高位公職者犯罪捜査処(公捜処)は19日、内乱首謀の容疑で拘束された尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に出頭を要求したが、尹大統領は応じないものとみられる。

 尹大統領の弁護団のユン・ガプクン弁護士はこの日、「公捜処には出頭できない」として、「公捜処ではこれ以上言うことはない」と述べた。弁護団はこの日、京畿道義王市(ウィワンシ)のソウル拘置所に収監されている尹大統領に接見し、本人の意思を反映してこの決定を下したという。公捜処は尹大統領側に「19日午後2時に出頭し取り調べを受けよ」と通告していた。

内乱首謀容疑で逮捕された尹錫悦大統領の拘束前被疑者尋問(令状実質審査)が終了した18日、ソウル麻浦区のソウル西部地裁そば。尹大統領の乗った法務部の護送車と警護車両がソウル拘置所に向かっている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 公捜処は、尹大統領が引き続き取り調べに応じない場合は、引致(連行)や拘置所での取り調べなどを検討する方針だ。公捜処の関係者はこの日、「引致は法の規定にはなく、判例で認められているだけであるため、精緻な検討が必要な問題」だとして、「まだ措置を取るかどうかを申し上げるのは難しい」と語った。

 ソウル西部地裁はこの日午前2時50分ごろ、「証拠隠滅の恐れがある」との理由で、内乱首謀および職権乱用・権利行使妨害の容疑がかけられている尹大統領の拘束令状を発行した。これにより、未決収容者だった尹大統領は、ソウル拘置所の収容棟の10平米(3坪)あまりの独房に移動するなど、正式な拘置所入所手続きを踏んだものとされている。

ペ・ジヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1178642.html韓国語原文入力:2025-01-19 13:21
訳D.K

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