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尹錫悦大統領が昨年8月18日（現地時間）、米大統領の別荘であるキャンプデービッドで、韓米日首脳会談終了後の共同記者会見で発言している。左から尹大統領、米国のバイデン大統領、日本の岸田首相/聯合ニュース

　尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領はアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議への出席を機に、15日（現地時間）にペルーで米国のジョー・バイデン大統領、日本の石破茂首相と首脳会談を行う予定だ。

　大統領室は13日、報道官室名義のメディア公示でこのように発表した。今回の会談で韓米日3カ国の首脳は、北朝鮮によるロシア派兵などの安保懸案と、「韓米日キャンプデービッド合意」の継承問題などを議論するものとみられる。

　3国の首脳が会うのは、昨年8月のキャンプデービッド首脳会談以来1年3カ月ぶり。尹大統領は当時、バイデン大統領、岸田文雄前首相とともに3国の安保協力を制度化、定例化することで合意している。バイデン大統領はこれに伴い、任期を終える前に韓米日首脳会談を改めて開催することを約束しており、今回の多国間会議を契機として実現したもの。

　ただし今回の韓米日首脳会談は、来年1月に退任を控えるバイデン大統領との事実上最後の首脳会談となる見通しだ。バイデン大統領は、支持率低下の中で再選への挑戦を放棄後に行われた今回の米国大統領選挙で、ドナルド・トランプ前大統領に大統領の座を明け渡すことになったからだ。これに先立ち岸田元首相も10月に退陣している。

　尹大統領は、岸田前首相の後任で、今月11日に首相に再選された石破首相と初の韓米日首脳会談を行う一方、先月のASEAN（東南アジア諸国連合）首脳会議に続く2度目の2国間会談も推進している。