尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の職務遂行に対する否定評価がおよそ5カ月ぶりに60%台を記録した。
韓国ギャラップが12日から14日にかけて、全国の1000人の成人に対して調査を実施したところ(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント)、尹大統領の職務遂行に対する否定的評価は60%だった。否定的評価が60%台を記録したのは4月以来およそ5カ月ぶり。肯定的評価は31%だった。
今年4月第2週の尹大統領の否定評価は65%で今年最高水準を記録し、同月第3週もやはり否定評価が60%に達した。当時は強制動員問題で対日屈辱外交だとの批判が高まるとともに、米国の情報機関による盗聴・通信傍受疑惑などがふくらんでいた。
今回の調査における否定的評価の理由としては「福島第一原発の汚染水放出問題」(15%)が最も多くを占め、続いて「外交」(11%)、「経済・民生・物価」(9%)の順だった。肯定的評価の理由としては、高い順に「外交」(32%)、「決断力・推進力」(7%)、「全般的によくやっている」(6%)だった。
一方、政界の8人の主要人物に対する好感度を尋ねたところ、ソウル市のオ・セフン市長の好感度が35%で最も高かった。続いてハン・ドンフン法務部長官33%、大邱市のホン・ジュンピョ市長30%、京畿道のキム・ドンヨン知事と共に民主党のイ・ジェミョン代表がそれぞれ29%、ウォン・ヒリョン国土部長官25%、民主党のイ・ナギョン元代表23%、国民の力のアン・チョルス議員20%の順だった。政党支持率は国民の力が33%、民主党が32%だった。無党派層は29%、正義党は5%だった。詳しい内容は、韓国ギャラップまたは中央選挙世論調査審議委員会のウェブサイトを参照。