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大統領室、文前大統領のジャンボリー関連言及に「厚顔無恥」

登録:2023-08-15 01:44 修正:2023-08-15 08:31
尹錫悦大統領が2日、全羅北道扶安のセマングム干拓地で開かれた「2023セマングム世界スカウトジャンボリー開営式」で祝辞を述べている=大統領室提供//ハンギョレ新聞社

 大統領室が「2023セマングム世界スカウトジャンボリー大会」の混乱について言及した文在寅(ムン・ジェイン)前大統領に対し、「居直り発言であり、厚顔無恥」だと批判した。

 大統領室の主要関係者は14日、龍山(ヨンサン)大統領室で記者団に応じ、文前大統領が前日、ソーシャルメディアに載せた書き込みに対する立場を尋ねた質問に対し、「我が国の代表的な新聞が社説に『居直り発言であり、厚顔無恥』だと書いた。(大統領室は)そのような意見に留意している」と述べた。同関係者が言及した「韓国の代表的な新聞」とは「文化日報」を指すものとみられる。同紙は同日付で、「準備が足りず天も助けなかった」という題名の社説を掲載した。大統領室は保守メディアの社説を引用して文前大統領を強く批判したわけだ。同紙は社説で「準備不足は文政権で主に起きていたことを考えると、呆れた詭弁」だとし、「居直り発言であり厚顔無恥な態度」だと主張した。

 文前大統領は前日、自身のフェイスブックに「セマングムジャンボリー大会で私たちは多くを失った。国の威信を失い、誇りを失った」として「失望が大きかったはずの国民、全世界のスカウト隊員、全羅北道民と後援企業に大会誘致当時の大統領としてお詫びの気持ちを伝えたい」という書き込みを載せた。文前大統領はこの文で「自らの準備が足りなかったため、天にも助けてもらえなかった(天候にも恵まれなかった)」とし、「国民にも恥をかかせた」とも書いた。

 大統領室の高官は「ジャンボリーが計画通りに進まなかった面もあるため、その理由については点検し、今後の対応策を講じる必要がある」とし、「その過程が無意味な政争になってはならず、生産的な改善策を導き出す過程にすべきだ」と述べた。

キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1104260.html韓国語原文入力:2023-08-14 19:30
訳H.J

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