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「今回も営業マンとして走り回った」…尹大統領、G7サミットの成果を自画自賛

登録:2023-05-24 06:34 修正:2023-05-24 08:55
尹錫悦大統領が23日、龍山大統領室で開かれた国務会議に出席し、国旗に対する礼をしている=大統領室写真記者団//ハンギョレ新聞社

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が23日の国務会議で、「正義に基づき、責任ある大韓民国のリーダーシップは国際社会で尊重されている」とし、広島で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席した成果を自評した。

 尹大統領は同日、龍山(ヨンサン)大統領室で主宰した国務会議で「大韓民国を見る国際社会の視線が大きく変わったことを実感する」とし、このように述べた。尹大統領の冒頭発言は18分にわたって生中継された。国務会議の冒頭発言が生中継されたのは今回を含め4週連続。

 尹大統領は「安保において最も急がれる問題は、北朝鮮の核とミサイル脅威を遮断し抑止すること」だとしたうえで、「皆が声を一つにして核不拡散体制に反する北朝鮮の違法な行動を糾弾し、北朝鮮に対する制裁レジーム(体制)を忠実に履行しながら、韓国の安保を強化する取り組みにも積極的に参加することで一致した」と述べた。さらに日程を振り返り、「今回も大韓民国の営業マンとして走り回った。輸出、投資誘致、海外投資で具体的な成果を導き出すために奔走した」と評した。また「日本の岸田文雄首相とともに韓国人原爆犠牲者慰霊碑に参拝した」とし、「(原爆被害者を)近いうちに故国に招待し、ねぎらいの時間を設けたいと思っている」と語った。

 尹大統領は国際社会との脱炭素、グリーンエネルギー分野の協力を強調し、前政権を批判した。尹大統領は「前任政権の脱原発基調で荒廃化直前まで進んだ韓国の原子力発電の力を急速に立て直している」とし、「理念に埋もれた反市場的政策では、地政学的対立、グローバル経済の不安定性、サプライチェーンの撹乱と気候環境危機のような複合危機は乗り越えられない」と述べた。

 一方、チョ・テヨン国家安保室長は23日、「聯合ニュースTV」とのインタビューで、韓米核協議グループ(NCG)に今後日本が参加する可能性を尋ねる質問に「韓米間の核協議グループを先に定着させ、枠組みを作るのが先だ。その後、日本とは一般的な意味で拡大抑止をめぐり協力することになると思うが、まだ協議は行われていない。今後起こりうることだ」と答えた。ジョー・バイデン米大統領が提案したワシントンでの韓米日3カ国首脳会談の開催時期については、「夏の間、9月に多国間首脳会議が始まる前になるだろう」と予想した。

キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1092946.html 韓国語原文入力:2023-05-24 02:46
訳H.J

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