本文に移動

「日本の汚染水が『処理水』だとは…海洋投棄を直ちに中止せよ」=韓国

登録:2023-05-20 03:37 修正:2023-05-21 06:05
済州の52団体で汎道民運動本部発足
済州道内の農漁業者団体や市民社会団体などが19日、済州道庁前で「日本核汚染水海洋投棄およびCPTPP阻止済州汎道民運動本部」発足式を行い、日本による福島第一原発の汚染水の海洋投棄を阻止すると表明した=ホ・ホジュン記者//ハンギョレ新聞社

 日本が今年の夏に福島第一原発の汚染水を海に投棄することが予想される中、済州道内の農漁業団体と市民社会団体は共同で汚染水投棄阻止運動を開始した。

 済州地域の52の農漁業者団体や市民社会団体などは19日、済州道庁前で「日本核汚染水投棄およびCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)阻止済州汎道民運動本部」(以下「汎道民運動本部」)発足記者会見を行い、「日本は核汚染水の海洋投棄計画を直ちに中止せよ」と述べた。

 汎道民運動本部は「日本政府が福島第一原発の核汚染水の海洋投棄に積極的になっている間、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権とオ・ヨンフン道政は特別な対応をしてこなかった」、「むしろ尹錫悦政権は汚染水という表記を処理水と表記すべきだという、とんでもない主張までしている。福島第一原発の核汚染水の海洋投棄に対する懸念を怪談とみなし、国民の健康と安全を後回しにしている」と政府の対応を批判した。

 同団体は続いて「核汚染水の海洋投棄は韓国漁業の終えんだけでなく、太平洋全体の漁業の終えんを引き起こす問題だ。しかしオ・ヨンフン道政は対策を打ち出していない。道民社会の声を結集しうる汎道民的対応ガバナンスも打ち立てていない」とし、済州道の対応に対しても批判の声を強めた。

 同団体はまた「尹錫悦政権は核汚染水の海洋投棄反対を公式に宣言し、国際海洋法裁判所に提訴すべきだ」と述べた。

ホ・ホジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/jeju/1092495.html韓国語原文入力:2023-05-19 16:23
訳D.K

関連記事