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抗日運動の導火線となった「2・8独立宣言」記念式典、東京で開かれる

登録:2023-02-08 06:08 修正:2023-02-08 08:14
2021年2月8日午前、東京都にある在日本韓国YMCA会館で、2・8独立宣言第102周年記念式が開かれている/聯合ニュース

 3・1独立運動の導火線となった2・8独立宣言記念式典が8日、東京で開かれる。

 韓国の国家報勲処は7日、第104周年2・8独立宣言記念式典が東京にある在日本韓国YMCA会館で開催されると発表した。

 記念式典には政府代表のチャン・ジョンギョ国家報勲処報勲宣揚局長をはじめ、光復会の会員や留学生代表、在日本韓国青年会のメンバーなど150人余りが出席する。記念式典は2・8独立宣言の歌、国民儀礼、記念演説、聖書奉読および祈祷、2・8独立宣言書朗読、万歳三唱の順で進められる。

 2・8独立宣言は在日韓国人留学生たちが結成した「朝鮮青年独立団」の名義で崔八ヨン(チェ・パルヨン)、宋継白(ソン・ゲベク)、金度演(キム・ドヨン)、金尚徳(キム・サンドク)など代表委員11人が署名し、留学生600人余りが参加したなか、1919年2月8日に東京で祖国独立を宣言したもの。同宣言は3・1運動の導火線となり、1920年代の青年・学生抗日闘争に大きな影響を与えた。これを機に国内外に数多くの独立運動団体が組織され、大韓民国臨時政府が樹立されるきっかけになるなど、抗日独立運動の口火となった。

 パク・ミンシク報勲処長は「2・8独立宣言は朝鮮半島の青年留学生たちが日本の首都の真ん中で堂々と大韓独立を宣言した誇らしい歴史」だとしたうえで、「その偉大な愛国の歴史を忘れず、未来世代に継承することはもちろん、異域万里の他国で犠牲・献身した独立運動家を発掘し続けることにも最善の努力を尽くす」と述べた。

シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1078608.html韓国語原文入力:2023-02-07 11:46
訳H.J

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