本文に移動

韓国防衛産業庁、「海の地雷」機雷除去する掃海ヘリの国内開発に着手

登録:2022-12-23 06:42 修正:2022-12-23 07:45
レーザー機雷探索装備を搭載した掃海ヘリコプター=防衛事業庁提供//ハンギョレ新聞社

 防衛事業庁は22日、韓国航空宇宙産業(KAI)と掃海ヘリコプター体系開発事業の契約を結んだと発表した。契約規模は3477億ウォン(約360億円)で、契約期間は2026年まで。掃海ヘリコプターは有事の際、「海の地雷」と呼ばれる機雷を除去するヘリコプターだ。

 今回の契約によって、KAIは2026年までに試作品1機を製作し、防衛事業庁に納品する。体系開発事業が完了すれば、2030年までに海軍に掃海ヘリコプター大隊が創設され、計画された量が戦力化されると防衛事業庁は説明した。開発に成功すれば、米国と日本に次ぎ世界で3番目に掃海ヘリコプターを国内開発した国となる。

 機雷は敵の艦艇および船舶を破壊するために水中や水上に設置した爆弾だ。艦艇と接触したり、磁気、音響などに感応して敵の艦艇を破壊する。機雷は相対的に低い価格に比べて破壊力の高い兵器だ。数千ドルの機雷を効果的に設置すれば、数億ドルの最先端軍艦を破壊できる。

 有事の際、機雷が敵対国の主要港、海軍基地に敷設されれば、輸出入の移動物資や軍艦が海に出られず、港に足止めされる。北朝鮮は、韓国と米国海軍の北朝鮮上陸作戦を阻止するため、機雷を使用する可能性が高い。朝鮮半島周辺の海は機雷の危険性が高い。北朝鮮だけでなく、中国やロシアも機雷戦の能力を向上させており、米国と日本も機雷除去訓練を行っている。

 韓国海軍は1960年代から機雷を発見して除去する掃海艦を運用している。だが、機雷の性能が向上し、掃海艦で機雷を探知・破壊することが難しくなり、空から機雷を探知・除去する掃海ヘリコプターが登場した。

 KAIが開発する掃海ヘリコプターは、レーザー機雷探索装備を搭載し、レーザーを利用して浅い水深の機雷や係留機雷(鉄のワイヤーで決まった場所に吊るしておく機雷)を捜し出す。掃海ヘリコプターが機雷を見つけたら、爆破装置が搭載された発射制御システムを水中に潜らせ、爆破装置を調整して機雷を爆破し除去する。

 防衛事業庁のキム・ジョンテ航空機事業部長は「今回の事業で掃海ヘリコプターが開発されれば、海軍が迅速かつ立体的な掃海作戦を展開できるだけでなく、国家輸出入の移動物資量の99%以上を占める海上交易の海道と港を保護する重要な兵器体系を確保することになる」と述べた。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1072731.html韓国語原文入力:2022-12-22 14:56
訳H.J

関連記事