原文入力:2010-03-04午後09:38:15(1260字)
少女時代・ボア・スーパージュニアなど53人 対象
公取委 "自主是正しない企画会社 職権調査"
クァク・ジョンス記者
公正取引委員会がいわゆる‘芸能人奴隷契約書’と関連して、国内最大演芸企画会社であるSMエンターテイメント(SM)に所属するすべての芸能人の契約書を調査している。公取委はまた不公正契約書を自発的に是正しない演芸企画会社に対し不公正取引行為疑惑で職権調査を行うことにした。
公取委は4日、人気グループ東方神起のメンバーであるシア・ジュンス,ミッキ・ユチョン,ヨンウン・ジェジュンなど3人が所属会社のSMを不公正専属契約疑惑で申告した事件と関連し、調査範囲をSM所属芸能人50人余り全体に拡大したと明らかにした。現在、SMには東方新起の他にボア,少女時代,スーパージュニア,カンタ,天上智喜,シャイニ,ソン・ジチャン,オ・ヨンス,ユン・ダフン,キム・ミンジョンなど有名芸能人が大挙所属している。先立って東方新起の一部メンバーらは昨年13年間の長期契約,レコード収益配分問題などを理由で裁判所にエスエム専属契約効力停止仮処分申請を出しながら公正委にもこれを申告した。
公正委関係者は "公正委に申告した東方神起メンバーたちと他の所属芸能人らの契約書が事実上似たようなもの" とし "過度に長い契約期間,年間収入の3倍を賠償するようにした過度な違約金規定などの問題を集中的に調べている" と話した。これに対しSM関係者は "公取委調査に誠実に臨み充分に説明する" と明らかにした。
また公取委は所属芸能人との不公正契約自主是正措置を履行しなかった266ヶの中小演芸企画会社に対し自主是正期限を来る26日まで延長し、この時までに是正しない業者に対しては不公正取引疑惑で職権調査を行う方針だ。
公取委は昨年10月、芸能界に蔓延した不公正契約慣行を正すため芸能人標準契約書を新たに作り、278ヶの小規模演芸企画会社に対し年末までに不公正契約を自発的に是正するようにしたが、履行した業者は12ヶ所(4.3%)だけであったことが分かった。
公取委関係者は「過度な長期契約期間と私生活侵害,意志決定制限,広報行事強制・無償出演など芸能界の不公正契約慣行を改善するには業界の自浄努力が重要なので自主是正期限を延長し再度の機会を与えることにした」として「これに応じない企画会社に対しては不公正取引疑惑として調査する方針」と話した。公取委は2008年10社,2009年20社など計30社の中大型演芸企画会社を対象に実態調査を行い、多数の不公正契約内容を確認し自主是正するようにしたが、まだ職権調査を行ったことはない。
クァク・ジョンス記者 jskwak@hani.co.kr
原文: 訳J.S