尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の国政遂行の肯定的評価が再び20%台に下がったという世論調査の結果が出た。
韓国ギャラップが20~22日、全国の成人1000人を対象に大統領職務遂行評価を調査した結果(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント)、尹大統領の国政遂行を「評価する」という肯定評価は28%だった。先週の33%から5%下がった結果だ。「評価しない」という否定評価は61%だった。
否定評価の理由としては、「経験・資質不足・無能」(12%)、「経済・民生を重視しない」(10%)、「人事」、「全体的にうまくいっていない」(以上8%)、「外交」(7 %)、「大統領執務室移転・迎賓館」(6%)、「コミュニケーション不足」(5%)、「独断的・一方的」(4%)、「キム・ゴンヒ夫人の行動」、「公正でない」(以上3%)などが挙げられた。迎賓館新築論議が支持率の下落に大きな影響を及ぼし、英女王弔問論争も一部反映されたとみられる。
尹大統領の就任後2回目の海外歴訪は、職務評価に肯定的な影響を及ぼさなかったことが分かった。今年のNATO首脳会議出席直後の7月1週の調査でも、尹大統領の肯定評価(37%)は1週間前より6%下落した。韓国ギャラップの関係者は「前任大統領と異なる様相」だとし「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の2018年9月の国連総会出席は、直前の平壌南北首脳会談との相乗効果を示し、職務評価の反騰に貢献した」と説明した。
政党別支持率は「国民の力」と「共に民主党」がそれぞれ34%を記録し、正義党は5%だった。詳細な世論調査の内容は、韓国ギャラップまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。