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台風14号「ナンマドル」朝鮮半島に接近か…気象モデルによって予測異なる

登録:2022-09-15 06:11 修正:2022-09-15 10:59
19日、済州-鹿児島に接近した時「強い」勢力に発達 
北緯30度でどの方向に進むかに注目集まる 
「大韓海峡に接近」対「南に旋回」
台風14号の進路予想。左上から時計周りに韓国気象庁(KMA)、米軍合同台風警報センター(JTWC)、欧州中期予報センター(ECMWF)、日本気象庁(JMA)=各国気象庁ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 第14号台風「ナンマドル」が14日午前3時頃に発生し、19日頃に済州(チェジュ)沖まで進出すると予想されるが、気象モデルによって台風の進路に対する予測が異なり、今後の台風の進路が注目される。

 韓国気象庁は同日、「台風14号『ナンマドル』が午前3時頃、沖縄東南東方約1300キロメートル付近の海上で発生し、午前9時現在、中心気圧994ヘクトパスカル、最大風速秒速21メートル、強風域の半径240キロメートルの勢力に拡大し、時速5キロメートルで南南東に進んでいる」と発表した。

 台風14号は同日夜、北西に進み始め、19日午前9時頃には鹿児島から西に約280キロメートル付近の海上で「強い」台風に発達し、時速12キロメートルで北北西に進むものと予想される。この時点で済州との距離も約300キロメートルになるとみられる。「ナンマドル」はミクロネシアが提出したもので、有名な遺跡地の名前だ。

欧州中期予報センター(ECMWF)モデルは台風14号が20日午前に台湾の方に方向を変え、23~24日頃には台湾北部に上陸するという見通しを示した=欧州中期予報センターのホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 現在、台風14号の19日までの予想経路について、米軍合同台風警報センター(JTWC)や日本気象庁(JMA)などは、韓国気象庁と同様の見通しを示している。だが、欧州中期予報センター(ECMWF)は台風14号が北上せず、日本沖縄付近で停滞し、20日以後には台湾の方に旋回した後、23~24日頃に台湾に上陸すると予測している。

 一方、台風12号「ムイファー」は同日午前3時現在、台湾の台北から北東に約310キロメートル付近の海上で中心気圧965ヘクトパスカル、最大風速秒速37メートル、強風域の半径220キロメートルの「強い」勢力を維持したまま、時速12キロメートルで北北西に進んでいる。台風12号は15日未明に中国上海近隣内陸に上陸し、北上した後、17日頃には青島近くの内陸で熱帯低圧部へと弱まる見通しだ。

 また、台風13号「マールボック」は同日午前3時現在、グアムから北東に約2340キロメートル付近の海上で中心気圧970ヘクトパスカル、最大風速秒速35メートル、強風域の半径300キロメートルの「強い」勢力を維持し、時速14キロメートルで北西に進んでいる。台風13号は16日午前3時頃、東京から北東に約2750キロメートル付近の海上から温帯低気圧に変わると予想される。

 台風12号と13号は朝鮮半島には影響を及ぼさないものと気象庁は予想している。

イ・グニョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1058528.html?_fr=mt3韓国語原文入力:2022-09-14 21:54
訳H.J

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