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韓国、新規感染者が3日連続で3千人台、重症患者も900人台に減少

登録:2022-01-05 08:30 修正:2022-01-05 09:07
コロナ新規感染者数3024人、重症患者15日ぶり900人台に
3日午前、ソウル市役所広場に設けられた臨時選別検査所で、医療スタッフがストーブで手を温めている/聯合ニュース

 新型コロナウイルスの新規感染者数が3日連続で3000人台となった。重症患者数も15日ぶりに1000人を下回った。

 中央防疫対策本部(防対本)の発表によると、4日午前0時現在、新規感染者数は3024人(国内2889人、国外からの流入135人)。前日(3126人)より102人少なく、1週間前の火曜日(3864人)に比べると840人減少した。累計感染者数は64万5226人。3日連続で感染者数が3000人台となったのは、昨年11月30日以来35日ぶり。

 重症患者数は973人で前日(1015人)より42人減り、15日ぶりに900人台になった。コロナ重症患者は先月21日に1022人となって1000人を超え、29日頃に1151人にまで増加して再び減少に転じていた。重症患者が減ったことで国内のコロナ重症病床の稼働率(前日午後5時現在)も62.3%となり、先週の重症病床の平均稼働率(71.9%)を下回った。1日以上入院病床の空きを待っている患者はいない。

 コロナによる死者の数も51人で、今月1日に100人を下回ってから二桁台が続いている。

 防疫当局は、先月18日から社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)を強化するとともに、ワクチンの3回目の接種率を引き上げた効果が現れていると指摘した。中央事故収拾本部のパク・ヒャン防疫総括班長は、この日午前の定例ブリーフィングで「2週間前の同じ曜日には感染者数が5000人を超えていたのと比べると、(感染者数は)大幅に減少した。全般的な趨勢としての持続的な(流行)縮小とみている」とし「重症患者も減ったが、これは高齢層の3回目の接種率が急上昇した効果だとみている」と述べた。

 しかし、オミクロン株の感染者が急速に増えているため、防疫当局は対策に苦心している。パク班長は「オミクロン株の急速な拡散に備え、疾病庁を中心として(コロナ感染)検査システムについて論議している」とし「地域の病院だけでなく医院級もコロナ対応に参加できるようにする方策を検討している」と説明した。

チャン・ヒョヌン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/1025865.html韓国語原文入力:2022-01-04 09:47
訳D.K

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