共に民主党のイ・ジェミョン大統領候補と、国民の力の大統領候補の一人であるユン・ソクヨル前検察総長が互いについて「逮捕の可能性」に言及し、正面衝突した。イ・ジェミョン候補が「釜山貯蓄銀行手抜き捜査」を主張し「拘束されるのはユン・ソクヨル前検察総長だ」と声を上げると、ユン前総長は「イ・ジェミョン・ファミリーの国民略奪を防ぐ」と述べて対抗した。
イ候補は17日、フェイスブックに「釜山貯蓄銀行の不正融資についての捜査の主任検事として、明白な融資不正事件がなぜ捜査対象から除外されたのか、納得できる釈明を再度求める」とし「もし不正容疑があるにもかかわらず捜査を故意に避けたのなら、それは職務放棄の重犯罪だ」と主張した。同氏は前日にも「韓国土地住宅公社(LH)の進める大庄洞(テジャンドン)の公共開発であるにもかかわらず、釜山貯蓄銀行グループが民間開発を行う複数の業者に2009年11月から土地購入資金などとして1155億ウォン(約112億円)もの金額を融資していた」とし「単一事業に対する融資としてはとてつもなく巨額で、政府の公共開発方針にも反しているうえ、危険な投機的融資だったにもかかわらず、捜査から除外された」と主張している。当時、最高検察庁中央捜査部の第2課長として捜査の主任検事を務めていたユン・ソクヨル前検察総長が「見逃してやった捜査」なのではないかということだ。またイ候補は「やはり拘束されるべきなのは自分ではなくユン前総長のようだ」と述べている。先にユン前総長がイ候補について「有力な大統領候補が拘束されるという前代未聞の事態が起こるかもしれない」と批判したことに対する反撃だ。
イ候補はこの日、ユン前総長の釈明を重ねて要求しつつ、「1億個の目を見開いて見守る国民を恐れることが大統領としての資格の第一歩」だと迫った。また「公共開発を必死に阻止する国民の力の援助で辛うじて開発利益を一部得た諸業者が生き残り、ユン候補の父親の家を買うのに使われた」とも述べた。火天大有の大株主であるキム・マンベ氏の姉がユン前総長の父親の家を購入したことを指したものだ。
これに対しユン前総長は「イ候補の背任行為は常習的」だとし、城南市柏ヒョン洞(ソンナムシ・ペッキョンドン)の擁壁マンションの用途変更の件と、柏ヒョン遊園地敷地疑惑を正面から提起した。「柏ヒョン洞の擁壁マンション」の件については、「2015年にイ・ジェミョン城南市長(当時)は、柏ヒョン洞の旧韓国食品研究院の敷地について、自然緑地地域を準住居地域へと4段階も上方変更した」とし、「用途変更がなされなかったために8回も入札が流れた土地だったにもかかわらず、施行会社にイ候補の選対本部長だったキム某氏が入るやいなや用途変更をした」と主張した。また「イ候補の特恵で施行業者は3142億ウォン(約304億円)もの莫大な分譲利益を得たうえ、(施行業者に入った)彼の側近のキム某氏は施行業者に株式の25%を要求し、訴訟の末に70億ウォン(約6億7700万円)を得た」とし「ユ・ドンギュと火天大有が結んだ関係と非常に似ている」、「明白な国民略奪行為」とも述べた。ユン前総長は「柏ヒョン遊園地敷地疑惑」についても「民間業者が競争入札ではなく随意契約によって30年間の長期賃貸契約を獲得した」とし「この民間業者にも城南市の傘下機関の役員だった人物が勤務していた。疑惑があるすべての事業にイ候補の側近が登場する」と主張した。ユン前総長はこの日、国会疎通館で記者団に対し、イ候補の「釜山貯蓄銀行手抜き捜査」について、「検察中央捜査部で、例えばサムスン裏金事件を扱ったのに、サムスンがどこかにロビー活動をしたことを見つけられなかったと問い詰めているのと同じ論理だ」とし、「検察総長時代、大庄洞事件を知っていながら自分を捜査しなかったと言うのと同じ話ではないか。コメディーのような話だ」と一蹴した。