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釜山北区の療養病院で職員と患者52人が新型コロナ確定…1人死亡

登録:2020-10-15 02:59 修正:2020-10-15 09:50
死亡患者、事後検査で陽性判定
釜山医療院に新型コロナの感染者が移送されている=釜山市提供//ハンギョレ新聞社

 釜山市北区萬徳洞(プック・マンドクトン)のある療養病院で、50人を超える新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者が確認され、防疫に赤信号が灯った。釜山で1日に52人の感染者は、2月21日に釜山で最初の感染者が確認されて以来最多だ。以前に発生した1日の最多人数は22人で、2月末に温泉教会で発生した。

 釜山市は14日、「北区萬徳洞にあるヘトゥラク療養病院で、看病人6人、看護師2人、看護助務士2人などスタッフ10人と患者42人の合計52人がCOVID-19の陽性判定を受けた」と発表した。確定診断を受けた入院患者のうち1人は12日に死亡している。釜山市は、この1人が事後診断検査で確定判定を受けたと把握している。

 釜山市などの話によると、13日に同療養病院で働く50代の看護助務士が陽性判定を受けた。保健当局は直ちに同病院の従事者99人と患者165人など、計278人を全数検査し、14日朝に52人が陽性判定を受けた。

 保健当局は、この病院に同一集団隔離(コホート隔離)措置を取った。陽性判定を受けた同病院の患者42人と従事者10人は、釜山医療院などに移って治療を受ける予定だ。

 この療養病院は、保健福祉部の指針に従って今年3月から、COVID-19感染を遮断するため、入院患者の面会と外出を全面禁止している。保健当局は同病院の職員を対象に、感染ルートや接触者の把握などの疫学調査を行っている。保健当局はまた、北区の他の11の療養病院の職員や患者など、1400人あまりを全数調査する予定だ。

 ヘトゥラク療養病院は、認知症や脳卒中などの後遺症を患う高齢者を治療する療養病院で、規模は病室38室、179床。医師数は今月現在で5人。

キム・ヨンドン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/yeongnam/965682.html韓国語原文入力:2020-10-14 09:16
訳D.K

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